曇り。25-14℃
曇っているので体感温度は低い、私好みの気温である。
迷信は滅多に信じない。が、カラスが騒いでいると、縁起でもないが、動物特有の第六感で「猫のお迎えか?」とも思う。
昨夜のお世話。
輸液、強制給餌、投薬、オムツ交換の呪文。
今朝も同じだ。
昨日の錠剤カッターは、人に大活躍。やはり買ってよかった。
買い物の話題ついでに、
丁度2か月前の4月にAmazonに予約注文した品物が、今更届いた。
あのマスク不足の大騒ぎの時に、マスクの予約を受け付けていて、「騙されるかも」と思っても、取り敢えず注文していたものだ。
そして「騙されたか」と思う頃、今日、到着した。
なんと、シンガポールからやって来た。
家中のマスクをかき集めると、今の在庫はこんな感じ。ウィズコロナの時代だから、数はあっても構わないが…。
さて、今日も都会から、こちらに来てくれた車で、側道から見える高速が大渋滞している。
皆が、いきなり活発に動いている。
昨日、他県の友人ともお話したが、コロナを用心して、自分で白髪ケアしていた友人も、コロナ白髪や、コロナロングをやめて美容院に繰り出した。(まぁ、他県は県全体で患者数が100人満たないもの。私のところは、市だけでも100人オーバーw)
昨日の時点では、私は当分、手間がかかる老猫が亡くなるまでコロナ白髪で、(おそらくは施設に入るまで)永遠に金のかからないロングだ!と豪語していた。
しかし、猫の朝のお世話が終わった時点で、いきなり知り合いの訃報が飛び込んできて、何もしたくなくなってしまった。
ただ、ボケーッとしてしまい、「それならヘナ2時間で、髪のチラホラ白髪をぼかすか、」となった。(前回が2月の1日だった。)
(ヘナを溶くため専用にしたヘラが、年期でチョコレート色に染まっていますw)
猫の鼻を拭いたり、こんな事をやっている時に、猫が急変したら嫌だなと思いながら...。
猫は幸いよく寝ていてくれたのだが、何故か始めた途端に、息苦しいのか、お腹が空いたのか、よくわからないが、とにかく起き出して毛布をぐるぐる回って何かを訴えていた。
しかも、頭にヘナを乗っけて、強制給餌も間にある。
その時に、やはり私の心の中は忌々しく思いながら世話をした、全くの善人ではなかった、「もう、いい加減にしてくれ、自由になりたい。」という悲鳴があった。
風呂に入り流し、全てが無事に片付いた時はホッとした。そして、生まれ変わった様にさっぱりした気分になった。
老猫の為に長時間かかりそうな事は何もかも止めていた、それがとても不便だし、後々、後悔したくないと思えば、不要不急じゃない限り、我慢してしまうのは、コロナと同じだ。
今日亡くなった人は、腐れ縁で、私を二十代後半から知っていた人だった。
私の以前の職場にも関係が少しあり、私より8歳上で、ある新興宗教(日蓮宗カルト、私は信じない、嫌い)の信者で、血のつながらない親戚がそれを熱心に信仰しているので、消息はずっと分かっていた。私はこの新興宗教が嫌で、彼から逃げ回っていたが、とても明るく、世話好きな人物で、晩婚だった。
この前会ったのが5年前の私の親族の葬儀で、むこうから香典を持って気さくに声をかけて来た。「お互いに老けたなぁ」と、きっと心では思ったに違いない。
私が具合が悪かったり、癌になった時は、「信仰が無いからだ」とそのカルトの人々は言うのだが、その言った人達が、その5年前の葬儀の時は大腸癌の末期で、また今回の場合は、肺癌で亡くなったのだ。
彼は晩婚だったが、同じ信者さんの若い女性と結婚し、お子さん、お孫さんも見られたというのが救いだ。また宗教を信じ切っていた、全ての問題を祈りにゆだねていた、口癖は在家の僧。その単純さが私はとても不思議であった。(お子さんは信仰していないという、きっと親子間の葛藤は凄かったと思うが…。)
賑やかな人だった、友人が驚くほど沢山いた、だがコロナの時代であえて家族葬になった。
とにかく昨日、私の元気な若い頃や、宗教戦争の黒歴史?を知っている人が、また一人この世から消えたのだった。仲は良くなくても、若い頃から知っている人が、病気でどんどん亡くなる歳になった。
日本人の平均寿命が長くても、そんなのは当てにならぬ。または、当てはまらぬ。
昨日読んでいた新聞のコラムで、「人生は一度きりの旅である」のフレーズを名言だと思った。
母も希少癌で亡くなる前に「人生は一度きり、でも、やはり、こう生きるしかなかった。」と泣いた。
歳を取ると、感情面において、思い出の面積、若しくは体積が多くなるというか、どうしても蓄積された過去の思い出話が多くなる、
それはそれで、回想法としては良い、同年代同志の遊びとしては良いのだが、少ない未来を見ない、新しい事には飛びつけない頭の固さもある。若い人には老害でしかない。
私はそれだけでは不味いと思い、若い人と塾に通いだしたのだが、コロナが解決出来ねば、再び晩年の生き方を変えなくてはいけないと思っている。
コロナ以降は、引き籠り上等、群れで楽しむのでなく、個人で楽しんで生きる、充足するしかない。私は家族でも個人主義が良いと思う「あなたの旅はあなたの旅」「私の旅は私の旅」が良いのだと思っている。旅は道連れの時もあるだろうが、だけど、皆が人生一度きりの旅なのだから。
人生の旅が、今日の知り合いの様に、あと残り8年だったら、そんなことを考えた。
あぁ、猫が具合が悪い、今はとにかく目の前の、猫の旅立ちの世話なのだった…。
※面白いが、そもそも発音が、紛らわしいんぢゃヽ(`Д´)ノプンプン
【アマビエとアマエビ、地上絵で「共演」】
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