相変わらずバタバタ、覚え書きとして。
◆9月14日(月)曇り。29-22℃ 30℃を切ると過ごしやすい。
飼い主は明け方まで強制給餌している、でも、老猫は早朝からお腹を空かして騒いでいる。(正確には、私が寝た後も、夜鳴きしている。)数時間毎に、キチンとお腹を満たしたいのが猫のニーズだ。
一連のお世話の後、ようやく寝てくれるとホッとする、クロと尻尾が重なって可愛い。
午前中は猫の世話と、筋トレであっという間。私の食事は正午のブランチになってしまうが、その時にも猫はお腹を空かすので、それも、後回しになる事がある。
猫の寝ていない部屋で、せめて休憩兼ゆっくりと食事にしようと思ったのだが、
私の食事(パン)を、(基本、猫はそんなものを食べないのに、)「食べられるキャットフードの何か」と思って、這って来た小脳形成不全のきーじが、しつこく壁や家具に当たりながら、私を追って這って来た。
練習には姿見が必要で、きーじはその姿見の裏の腰部分に潜り込んで、鏡に全体重をかけた。
鏡が割れた。
スローモーションを見ているように倒れ、オークションの譜面台の金属の足に当たって割れた。でも、手を差し出しても、どうしようもなかった。スチールの枠が左足に当たって、足を切ったし、青い打撲になって、足首が倍に腫れた。
飛散防止の鏡なので、大きなかけらはそのままにとどまり、小さなかけらは散ったり、足を切ったり、スリッパに入り掃除機をかける。譜面台の剥げた塗料には、油性ペンを塗って化粧。
前の30年物の鏡を割って、これに買い替えたのだが、安物でも、物は大事にする方なので、余りの寿命の短さに唖然とした。毎日使う、友達のような道具だ。
テープで巻いて、再び立てかけた。この鏡が最後だと思っていたので、がっかり感が大きい。またこういう這っている猫がいる限り、次を買っても無駄にも思える。
不燃ごみの手続きすら、もはや面倒だ。(飼ってみて痛感する、このきーじを育て、愛護センターに捨てた人の気持ちも解るのだ、これはもう同じ飼育経験をしないと解らない、綺麗ごとではない。)
掃除をして、休む間もなく、またもや老猫のおなかを満たしてやり、捨て猫にどれだけ人生を費やし、吸い取られるんだろう、と。
呆然とテレビを観ていた。
どこも、この話題で持ち切り。
その後、レッスン料を払いに外出。
青空の下、歩いていると少し心が明るくなった。老猫も毛布の上から出てきて、餌を催促。
とにかく一日のノルマを終わせ、秋めいてきたので煮物を沢山作る。そう、ガスコンロが恋しい夕暮れになってきた。
◆9月15日(火)曇り。28-22℃
いつも通りの老猫の世話に始まり、世話に終わる一日のスタートに過ぎない。
コロナ禍で連発される「不要不急」という言葉、そもそも私自身が不要な存在であるからにして、気持ちがなんとなく落ち込む。
割れた鏡を、当分我慢して使うつもりだったが、観れば悲しいし、不快感が募る。
だけども、音楽では何かを掴んだ、ボーイングの事だ。とにかく、また一つ、何かを掴みかけている。
テレビでは「バック・ドラフト」を放映していた。当時、熱心に観た記憶があるが、大まかなあらすじしか覚えていなかった。要は火事で父を失ったトラウマを乗り越え消防署に努める主人公と、身内に放火魔がいるという話。つい最近に思えて古い映画だ。
約30年前の俳優の若さに呆然。もちろん俳優だけでなく、自分にも同じ年月が流れたのだった。
あらすじは漠然とだったが、音楽ははっきりと覚えていた。良い曲だった。(「料理の鉄人」のテーマにも使われた。)
2- Fighting 17th (Backdraft)
落ち込みがちでも、やることはやらねばならない。
夜、録画していた「アンという名の少女」これには救われた。(フィドル風バイオリンも凄い!)
評判では原作に忠実のようで、どんどん現代のテーマを取り入れていく模様。(「大草原シリーズ」が、いつの間にか原作から離れ、マイケル・ランドンの脚色が過ぎるようなものか。)
画面には今年の2月16日に行き、コロナでその後中止になった展覧会、ウィルヘルム・ハンマースホイや、アンドリュー・ワイエスの世界があった。
大人になると、主人公より、マリラやマシューが好ましい。こういう風に暮らし、終わりたいものだ。
最後の給餌。猫は深夜も起きて鳴いて訴えている。
不朽の名作をドラマ化『アンという名の少女』予告編
◆9月16日(水)曇り、夕方より雨。27-21℃
明け方、老猫はギラギラと私を起こしに来た、体がこわばって、すぐには動けない私は、猫のおむつを外して、つい二度寝した。すると、階段には粗相の大が落ちている…、┐(´д`)┌ヤレヤレ
窓を開ければ、庭にはメジロのつがいがもう来ている、そして、まだ餌は豊富だろうに、林檎のあたりをウロウロしている。
疲れている、もううんざりしている、その罪悪感ゆえ、出来るだけ、心を込めて老猫の世話をする。
そして、今日は筋トレの代わりに放置していた庭仕事をした。今週だけが夏の名残で暑いのだ。その後は、どんどん庭仕事しやすい気温になるだろう、冬は小鳥も来やすい様に。
大昔に作った小鳥の餌台を隠していた、チロリアンランプを少し刈りこんで、餌台を掘りだした。
実際、3時間くらいで気持ち悪くなった。(何よりもそれ以降が、一晩中、リウマチが痛んで薬を使おうが痛くて困った。もう私は、いかに簡単な庭を持つかである。)
「今日はここまで」、汗で汚れたシャツを着替える為に全裸になった時に、宅配便が来て焦る、焦る、www
猫の友人から、医療品が届いた。
何も言わなくても、この長引く介護の疲労感、焦燥感をわかってくれる。今、何よりもここに必要な物資を頼まないのに的確に送ってくれる、本当にありがたい親友。
猫も私が庭仕事だろうが、室内で鳴いて私を待っている、休む暇もない。
雑草を放置していた庭の小道を掘り出し、少し何かをする、したい、昨日のマリラのような暮らしをしたい、という意欲が湧いてきた。
ハンマースホイの図録を取り出した。
こういう静謐な空間で暮らすことが出来れば…。
そして、現実。コロナだけでも収束出来れば。
夕方から雨が降り出した、
ようやく少し整理された庭に、静かに降っている雨を感じながら、水仙やムスカリの球根を群生させる夢を見る。
◆9月17日(木)晴れ、時々曇り。29-22℃
何時もの通りのスタート、国勢調査員がポストに調査票を入れていた。
猫の治療食の宅配、ドアに宅配便屋さんに外に置いてもらうように指示、それを不在だと勘違いした模様。
また一月分のゴハン到着。
午後は郵便局に用事があった、
今騒ぎのドコモ口座の詐欺で、郵便局には記帳に来るお年寄りがいた。(マスコミでは私の利用する2つの地方銀行が被害に遭ったとテレビで名前に上がったが、まだ被害はないと銀行側は主張している。)
生きるのが日々面倒になってきた、もう、時代についていけない、こういう詐欺を考える素晴らしい知能は羨ましい、別に使えばいいのにね。
割れた鏡も探しに行った。「割れ窓理論」並みにw、心が荒れるからだ。
ペットを入れるポケットのついたひざ掛けが可愛い。
尻尾は立体のクッション。
割れた鏡は安価な3000円以内のもので、でも使いやすいので、同じものがやはり良くて2か所回った。ようやく手に入れた時はホッとしたが、また割れそうで梱包をまだほどいていない。二度あることは三度あると思うからだ。
その他、
4千円のドリアン、初めて匂いを嗅いだ。
帰宅して。
夜は従弟が新米を持って訪ねてきた。実は何人かに、従弟のお米の注文を受けている。
米が不作でも大丈夫、コロナ禍で世の中の外食産業が自粛、今年は米が余っている、ホットケーキミックス粉が一時消えたように、皆は、米以外のものに飛びついているのだ。
沢山食べ、積もる馬鹿話をする。イントロあてクイズとか。従弟の猫も歳をとった模様、こうして皆で仲良く歳をとっていく。
従弟が帰った後は、静かな夜だった。祭りの後の静けさ。これを感じるのが嫌なのだ。しかし、後ろで猫が騒いでいるから、この感傷も弱まる。今日も、もうひと踏ん張り。
札幌は今日の最高気温が22℃でした。
バックドラフト懐かしいです。
兄が死の間際、頼り無かった弟の勇敢な姿に『俺の弟だ!』と誇らしげに叫ぶシーンが印象的でした。
あと消防車の上で、宜しくやってたら緊急出動で慌てるシーン(笑)
ブログ更新のたびに御無事を確認して、とりあえず安心しております。
私も「アンという名の少女」を録画しています。どのドラマも週に1回だとストーリーを忘れそうなので、全部終わったらまとめて見ることにしてます。やはりNHKのドラマが一番安心して見られます。
猫はもうすぐ一年を全介助で生きる化け猫ですわ。
今日は真夏日、でも来週から完全に秋になりそうです。喜!
「レ・ミゼラブル」も良かったですが、アンも、
これ史上最高の実写化では、
おそらくナンバーワンではなかろうかと思われます。
ただ、現代の問題が、同性愛とか、段々と物語に入ってくるらしいですから、
原作とやがては、内容がずれるとは思います。
そちらの記事、zozoの前澤氏、全財産2000億?のうちの44億円分を株で無くし、このお金で人が助けられたのにと、
反省してお金をばらまくことにしたらしいですが、国家予算かっwwwww
私の両親も株を少々、
私も先月まで、銀行がしつこくて、為替に投資をしていましたが、はっきり言います、
やらないほうが良いし、人に勧めるものでもないですね、あれは。手数料もあるし。
頭の体操と、経済の勉強には少し役に立つけど、
精神衛生上悪いです。元本割れとかね。
そういうわけで、安上がりなテレビドラマにハマるのが一番です!
食欲の秋到来、家でイートですよ、絶対にコロナは三波が来そうです。
ご無沙汰しております、
nognogblack様の記事は面白いですよ、忙しくて拝読できなかっただけです、登録した皆様にも言えますが、、、ああ、スミマセン(;´Д`A ```
あの消防車の上の黒のスケスケブラを見つかるシーン、ああ、あったあったと、懐かしくwwww
足の骨の具合は如何ですか、結構心配してます、
野生児のように美しい北国を駆け回っておられますが、ご自愛くださいな。
こちらは長い夏でした、
そして、そちらに長い冬が来る、
日本国は狭いけど、やはり広いと。
これからもよろしくお願いいたします。