ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

想いは巡る。

2015-07-28 08:21:50 | 猫病気
曇りの予報は一瞬で猛暑、どえらく暑いんだがーーー。

ふとは時間を追うごとに非常に厳しくなっている。
ついに昨夜からトイレに行けずに垂れ流しになり、敷物もびしょびしょになってしまい、
よってそこに接する毛皮もぐしょぐしょだ。
排尿、嘔吐のたびに小さく鳴いて私に知らせる。
拭いてあげると嬉しそうに喜び、結局、毛皮の方に敷物よりは尿の戻りの少ないペットシーツに変えてカゴに沢山敷き詰める。



濡れる度にペットシーツを引っ張って抜いていく。
その動きだけで瞳孔が開いて気絶しそうになる。
輸液は迷うが、様子を見ながらほんのぽっちり、これは喜んでくれる。
腫れの引いてきた顔の為にも、どうか最後に化膿の痛さや鼻づまりで苦しまない様に投薬するも命がけ。
給餌は迷うが様子を見て一度に2㏄とか試した。
そして、数時間後の午前11時に嘔吐したのでこれで最後だ、もう打ち切ろうと思う。
気絶したようになっては意識が戻り、スヤスヤ寝て、時折、首もしっかりあげ私を観ている時もある。
脚は立てなくなったが、触れば首は非常に力強いので、どこからその力が湧いているのかわからない。
顎などをなでてあげると本当に嬉しそう、こういうところは普通の健康な猫である。
幸い一番恐れている呼吸苦はまだない。

昨夜のテレビの蓮岡先生の病院では、動けなくなった子達は工事現場でセメントや漆喰を練るのに使う作業用の緑のトロ箱に入れて移動していたのだが、逃げ出せない状態の動物だし、キャリーや毛布よりも動物も楽で非常に理にかなっていると思う。
自分はトロ箱は無いけど、グデングデンになった猫のお世話は部屋であれ、ゲージであれ、100均のカゴに入って貰ってである。
昨日ふとを二階から一階に降ろす時に、良く毛布で抱きかかえて受診している人を見るので初めて毛布を使ったが、体勢がグニグニしてふとは苦しみ、やはりカゴか箱だと思う。
衣装ケースにドリルでガンガン穴をあけた物に、100均のカゴを入れて、歴代の猫、姉妹のアカメや不死男のように入ってもらい酸素も流しているが、酸素もパワー全開でなくともすぐに行き届くし(開けた時はパワー全開で補充)お世話がしやすくなった。
湿度だけは注意している。(オムツ着用後、ケースの中の湿度がぐんと下がって安心した。)

午後2時から排尿の上で寝るのでお腹と手足まで濡れそぼってしまうのでオムツを使う。



濡れるのがお尻だけなのか、全身なのかの苦渋の選択。
Sでもぶかぶかな上、案の定、着用の最中に意識が遠のく。そう簡単には動かせられないようだ。
オムツには人間の活性炭入りの生理用品を貼り付けた。排尿後、ぶかぶかな脇から上手く抜いて捨てる様に出来ぬかと。
一回分でも、大きく動かすよりは小さく動かした方が、ふとが楽だと思うから。
テーブルの上に移動したが、意識が遠のいては私や他の猫を見つめの繰り返しでウトウトしており、時折尻尾を振ってこたえる。
政宗、みよたん、カラス対決ちゃん、三日月、不死男の様に壮絶に苦しんでいないのが救い。
このまま上手くセデーションの様にならぬかと願う。



夕方より排尿や寝返りでも瞳孔が開いて呼吸困難になり、オムツのパットを抜くのに触るのが一苦労。
一瞬で呼吸困難で口呼吸になるが、酸素マスクを当て、また持ち直して寝るの繰り返しである。

猫じゃらしで誘導して初めて家に入れた日、庭の白樺の落ち葉をカサコソとアカメと追いかけていた子供の頃、
大好きな母ちゃんに殴られ、子別れの儀式みたいのをやっていたが、母ちゃんごと親子三匹捕まえた事、
殴り書きのような可愛い模様、綺麗な目、曲がった尻尾、
「良い子だ良い子だ、今までありがとうね」とゆっくり、ゆっくり見つめ、ふとも見つめ返し、
ふとの事をこれからも忘れない様に、心に刻み込みながら、永遠の別れが近づくのを惜しんでいる。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 厳しくなってきた。 | トップ | 旅立ちました。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

猫病気」カテゴリの最新記事