ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

色々と、

2018-07-05 10:09:37 | 日常
曇り、時々小雨。29-25℃
気温は低めだが、湿度が凄い。




過去めったにない大雨 滝のように数日続く

蝶が来ていたのだが、撮れなかった…。残念。




身体は良くなくて、結節が出来る人は将来的にも悪化の一途と聞けば、色々考えてしまう。
鬱になりやすい病気だとか。
また、薬の副作用とか、値段とか、希望的な話が全く無いと言える。
ま、痛みだけでも、鬱にもなるわなw


午前中は、まるっきり、腕が動かないで参った、
それでも何とか、



とか、必死でこなし。
楽譜が書き込み過ぎて、真っ黒でお見せ出来ませんw
作音楽器は甘くない。ひたすら努力です。



練習が嫌になると、耳コピで民謡を適当に弾くことが多い。
きらきら星並みに簡単だから。
「サリーガーデン」「The water is wide 」「ある朝突然に(走れ小道を)」「春の日の花と輝く」…。
歌うつもりで、声の代わりに。
すると、やはり、この楽器は良いなぁー!と思い直す。

それでも、今日は落ち込みが酷く、
古い本を引っ張り出したりした。





ある名もない女性の一生をテープ20本で書き起こしたもの。
トマス・ハーディの「テス」
カズオ・イシグロの「日の名残り」の現実版と言えます。
さて、彼女の人生は一生の労働(10代最初から奉公)であったのですが、7歳の時に学校に通います。

ピアノが弾きたくて、弾きたくて、
譜面台の上の楽譜を一生懸命に読み取ろうとし、字より先に楽譜を覚えた。
そして、正式にピアノを習いたくて仕方がなかった、と。

私は、何の目的もなしに生きるのが嫌でした。
何かをし、何かを作り、読み、世の中の仕組みを知り、いろんなことがなぜそのようになっているかを学び、歴史を勉強したかった。
いや、何よりも音楽を習い、ピアノを弾けるようになりたかったのです。
(※勿論かなえられませんでした。)

私はこの本を、会社帰りに、
本屋の閉店セールで偶然に手に取って(1994年)購入したのですが、2つの世界大戦など興味深いことが沢山書いてある内容の中でも、
特に、この文章が頭から離れる事がなかったのです…。

(また、この本は母にも貸して、女性の家事労働と女中奉公は一緒だとか、
田嶋 陽子先生かっ!というほど、彼女が息巻いて議論したがっていたのを覚えています。
その頃は面倒で、相手にしなかったwww
相手にしてあげればよかったのだと、今では後悔している…。)

私は、本の主人公と違い、いくつかの夢をかなえられたのだから、幸せなのだと。
少なくとも、この主人公の望んだ、歴史や音楽の勉強に触れる機会はありました。
人生とは長いようでいて短いし、何も達成しえない人だって多いでしょう。
私がこの平凡な女性の一文を今日まで忘れられなかったように、
猫でも病気でも検索して、
こんな平凡な私からでも、反面教師としてでも、
何か感じてくれたら、それも意義のあることだったのではないかと…。

短い目標、
また、近いうちにコンサートがあるので、これを励みにしています。








“L'art est le plus beau des mensonges”
「芸術とは最も美しい嘘のことである」クロード・ドビュッシー

当分お月様は見えない天候のようですが、
Debussy  Clair de Lune  ドビュッシー 月の光


あまり知られていませんが、
Clair de lune  フォーレ作曲 「月の光」
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