ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

からす対決ちゃん 危機2発目 1

2012-01-16 16:21:30 | 猫病気

なんだかこちらの地域は例年より寒いです。

(寄る年波を引いても、おそらく、たぶん。今年は足の小指にしもやけが出来た。子供の時以来です。)

以前ペンキ塗りで使用しようと思った激安の1000円以下の運動服が、(裏が銀紙のようなサウナスーツだった。チッ)が、

それが防寒着にと気づき着込んだらいい感じです。衣擦れのシャカシャカが、結構五月蝿いですが。

さて、相変わらず、毎日書かない、書き溜めてしまったのでまとめて。

きゃらす対決の今回の体調は、前回オペ後よりも大変そうであった。

■1月3~4日

猫は退院してからほぼ布団にこもりっきりだったが、3日夕方からようやく動き出す。

お腹にリンパの袋が腹水状に溜まって見え、伝染性腹膜炎なみのスピードに思えて心配した。また、乳がんが脚や全身に転移していると危惧した。

その後、ついに縫い目の青い糸の隙間から、透き通った液が噴出してきて、そっと上から抑えて吸い取っていたが、「これでは傷は塞がらないのでは」と心配する。

(何よりも乳がんの自壊というものが怖かったといえよう。)

立て続けに2回オペだった事、今回の検査ですらこう猫がシンドイのなら、もう1列乳を除去する事は猫は体力的に難しいのではと考える。

逆に、検査でなく、今回本番で一列乳をとってしまった方が良かったかとか。揺れる。

猫は傷や腹水は気にせず、全然舐めもせず、へそ天の時もあり、飼い主を安心させたが、「リンパが閉塞が止まらない、ガンだったら凄いスピードかも」とこの頃が一番心配する。

なにせ、縫い目から水が漏れているのだから。

オペ後ドレーンを入れていても、うまくリンパ液が腹腔内から出て行かないのは、私も母親もとても痛くて大変な思いをしたので、

「水が風船のように溜まってしまった猫もそうなのではないか?」

「いやエリザベス、抗生剤を使うくらいなので、あくまで動物は、傷を触るのは禁止なのだ、腐ったらどうしようとか?」とも悩む。

(A 正解は漿液=しょうえきはじゃんじゃん抜く。病院で先生は牛の乳搾りのように傷口から搾り出すのです。お電話でも、「お家でするように」と有りました。)

いただいていたアモキシシリン、痛み止めのメロキシカム(使用後、胃を痛がる事多し)の予備を、さらに口も引掻いたり、口をじゃりじゃり言わせていたので投与した。(炎症で多飲であったけど、今回腎臓は尿比重でなく血液検査しか出来ず、その範囲では異常ではないけど、猫は体調不良で脱水気味だったのだろうに、自分はそれを見逃した。)

その、痛み止め投与以降、ハイになり、普段は2階から降りてこないのに、珍しく1階に下りてきて私を呼んだり、痛み止めを使わない前は余程傷が痛かったのだと思う。

■1月5日

お腹がほんの少しはしぼんできて、皮にほんの少しは皺もよってきて、お腹の水が以前よりは傷から出なくはなってきた。

夕方まで元気に日向ぼっこもしていた。

ただ、しぼんだとはいえホンの少し、止まったというか、

日向ぼっこの時、窓ガラス越しの日光で、お腹の水が透けて見え、めだかや鮭の孵化直前の状態のようなお腹に見えた。

乳というより、後ろ足のリンパの腫れも酷かった。

病理の結果はお正月もあり、まだであったけど、自分は最悪の場合の為に「猫の術後服」という物をネットで検索し、注文していた。

また、洋裁は無理でも、100均で自壊に使えそうな物を揃えた。

一日1回限定の痛み止めが切れると元気が無いので、この日も使用。

猫の乳がん、リンパ腫、オペや現在の治療法では限界がある、

もちろん今の先生からは離れないけど、寿命の長さ云々より、

猫が「痛くない、怖くない(←完治なら一時位、怖くてもオケ)、楽しい」を目指していこうと思った。

■1月6日

猫は相変わらず低空飛行、病理もまだである。

ついついネットで猫の乳がんの情報を集めまくる。

猫は夕方から元気が無くなる傾向で、ただ痛み止めの消炎剤が効くのか?、さらに溜まった水が引いてきた。

1日ではっきり皺が深くなった。その分、後ろ足の付け根が腫れて見え、脚もガン転移なのか?と心配した。

電気毛布にしがみついており、そっとしておく。

■1月7日

からす対決は、いつも夕方5時に缶詰を開けてもらいたくて布団から出てくる。

6,7日、食べる定位置につくけど缶詰を食べないで口をじゃりじゃりする。ドライはちょびちょび食べていた。

7日はごちそう缶をサービスしたが、食べないで首を嫌そうにそむけた。

その直後、トイレに向かい、見ている前で下痢、「大量ゆえ食べてはいるんだな。」

量は食べている事にホッとするも、

下痢ということで、今度はエイズの発症、細菌感染なども心配する。

お口も痛がったので「口内炎も慢性化か」と思いつつ、アモキシシリンを投与。嫌な事をされて、猫はすごすご布団に潜り込んでしまった。

夜の10時に見に行くとトイレでのたうちまわった跡と、大量のドライフードの嘔吐に気がつく。形のある餌から段々に白い泡、そしてピンクの血の混じった泡と続いており、

トイレで下痢の続きに、吐き気も催したのだろう、シリカゲルの砂が床中散らばり、

猫は、床まで下がったお腹の袋の傷口にも、シリカゲルをくっつけて、水のみバケツの隣で喉が渇いていても飲めず、しかし水から離れらずの状態で、寒い中しょんぼりしていた。

何度も口を引掻くしぐさで、口が渇いても、水も飲めないようなのだ。

抱き上げるとえらく軽いし、背中をひねると毛皮が戻らない。

シリカゲルは縫い目から染み出した液を吸って、傷にカチカチに食い込んであり、

可哀想だけどオキシフルしかないので、それで洗うように落とした。

その後、輸液を準備し200cc程入れると、猫は12時には落ち着いてすやすや寝てしまった。

輸液=腹水がさらに増えるかもと怖かったが、猫は背中の皮がたるみ、喉が渇いてバケツ前から離れないし、結果、水は猫の体にいきわたり、そうはならなかった。

9月の炎症あたりから、脱水はあったかもしれない、(尿比重のデータは3年前のしか無い)

今回も脱水でリンパ液がしぼんできたのかもしれない(と私は考える)

以前へらちゃんの肝臓がんの腹水で、ラシックス使用の時の緊張が今回蘇ってしまった。

急性or慢性であれ腎不全もあるのでは?と疑っていたけど、

いきなり数時間のうちに下痢と嘔吐に襲われて、猫は大変だったが、

夜半、下降気味の猫に、輸液のストックがあり、即してあげれて本当にありがたいことであった。

その後の先生のお話では、「おそらく下痢は抗生剤、消化器出血は痛み止めの影響でしょう」との事です。

こんなヘロヘロの記録でも、猫の事で何かのお役、ヒントに立てればと思う。

私は各地の猫実践の人から学び、助けられていると思うので。

つづきます

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炎症でお腹の膨れた仰天からす対決ちゃんです。

『怖くて知りたくない』『早く病理の結果よ、こーい!』の両方の気持ちでした。

コメント
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