「もじゃ公♀」が年々毛玉に悩まされているので、あらかじめ予約、
5月2日、病院にて猫ドック的な意味合いもかねて検査、ワクチン、そしてライオンカットを施していただく。
もともと毛の質が蜘蛛の糸、綿飴のように絡み、布等にべったりくっつき、洗濯すればそれがフェルトのように縮んで布につき、猫もソーセージのような見事な毛玉を何回も吐き出す。
毛玉対策のフードも、その毛玉に混ざってがっかりだー。
私には、もはや自分のお手入れにふうふうしているように見えたし、あいかわらず猫は自分を舐めてお手入れしているけど、近頃は毛玉の出来る場所が増えてきた。
毛の質が絡みやすい、粘着力もあるように思えて、花Оのペットシートなどで拭く、ファーミーネーターで梳く、色々したけど、絶対的に毛の密度より、この質と長さ自体が問題だ。
気になる水道にへばりつき、水をひねって貰いたがる行動も毎日。
血液検査、エコーで穿刺採尿の尿検査共に、10歳以上の高齢猫なのだが、幸いにも異常は見られなかった。(水道好きは、新鮮な水が好きなのか?水と遊びたいのか?温度なのかは不明。)
カット代はトリミングハウスとかわらないけど、実は、沈静処理に抵抗がある。
病院は輸液を施し慎重に全身麻酔なのだが、前日から絶食、帰ってからも夜9時まで絶食、
麻酔が切れるときの震え、帰ってからのふらつきなど。
沈静処理代の分、保定とかの手間代の人件費を払うので、今度からは、なんとかバリカンで出来ないものかと思ってしまいお願いしてしまう。見た目なんかは二の次である。
もじゃ公は本当に何も抵抗しない、いい子なのだが(病院のスタッフもいい子だと)、
人の手のひらに頭をつっこんでくる癖が酷く、
犬と違ってお座りなどの命令がわからない、触ると身をくねくねさせて全身で喜んでのたうちまわるので、家で一人では毛玉をとるハサミにもつっこんできそうで、あぶなくて、(それでも頑張って毛玉を切っていたけど)、
色々思うことがあり、先生に頼んだのだが、高齢でも麻酔が病院では決まりでは、次のカットの時が悩ましい。(先生は次はトリミングハウスでいいというのだが…。)
犬の時のバリカンはあるので、この基本形を崩さないように頑張ろうとは思う、
それが猫にとっても、絶食や移動、犬との対面の恐怖が減ると思うから。
でも、問題は私がくねくねに根負けし面倒になっちゃう事だろう。
猫は輸液瘤を背負い、がたがた震えながら帰宅、一目散にトイレ出ジャージャー用を足し、失禁しないように我慢していたようだ。
我慢せずに尿をすれば、わざわざ穿刺しなくても、先生も検査の尿が手に入るのに~~。
そのあと「ご飯頂戴」がずっと続き、ゴミをあさろうとまでした。一階、二階を餌をさがしてうろつき、麻酔で足がふらつくので、階段から落ちたりもした。やれやれ。
カットして良かった事は、今までミノカサゴのような異端の目で見られ、
エリザベスカラーを装着した猫のゴトク、何年たっても「あかめ♀」などに、通るたびにシャーシャーやられていたのに、途端に何もされなくなったこと。
他の短毛猫とすりすり、ごっつん、ごっつんやって群れている。
しかし、大きくて短足な猫と思っていたけど、骨格的に小さくて、足が長いのは驚いた。(腹も、かなりのどえんだった)
色から、「故みよたん♀」を思い出し、ジンとしてしまった…。
性格も病院から帰って来てからみよたんのごとく私のフンをやっているが、いきなり数ミリの毛になって寒いのだと思う。
とにかく寄って来て、写真も撮れはしない。
ボロ雑巾というあだ名だったけど、猫らしい形、「故政宗♂」にもどことなく似ている。
さて、捨てられない、片付かないオンナであるが、
「みーみーぼー♀」に「この裂き編みは保護色だなあ」と与えているマットがある。
猫に爪とぎされた椅子にマットをかけた。
それこそ、ボロ雑巾である。
この猫は、布をほっくりするのが好きなので、安い寝袋もあげている。
変にマットに溶け込んでて可愛い。
今は、猫の嫌いなみーみーぼーが、皆と溶け込むのが課題だ。
多分永遠の課題、未解決だと思われる。