2月25日から行われていた3月議会が3月24日に終了しました。
日本共産党は、773億4000万円という通年より100億円も多い大型予算ですが、共産党議員団は「財政調整基金6800万円を取り崩して景気対策の住宅リフォーム助成制度創設に3000万円、小児医療費助成制度の所得制限撤廃に3800万円」の予算組み替え動議を提出いました。 これには無所属の2人が賛同して下さいました。 結果、市長提案予算が賛成多数で可決されました。
その他、日本共産党議員団が賛成した議案は、病院事業会計と渋谷土地区画整理事業特別会計で、反対したのは国保特別会計、後期高齢者医療事業特別会計、介護保険次行特別会計です。
特記すべきは、共産党議員団が提案した意見書が全て採択されたことです。 やったねっ!!
①集団的自衛権行使容認に反対する意見書は、共産党提案に対して公明党から対案が出され、議運で協議した結果、公明案に「立憲主義に反する」の文言を挿入することで共産党案を取り下げました。 その結果、賛成14、反対13の賛成多数で可決されました。
②ブラック企業への実効ある厳正な対処を求める意見書は全会一致で採択されました。
③寡婦(夫)控除をすべてのひとり親家庭まで拡大することを求める意見書も賛成14、反対13の僅差で可決されました。
実は、この件について反対する新政クラブのN議員の反対討論にのけ反って苦笑してしまいました。
・・・・この意見書は一見弱者救済に見えるが、その奥には日本の家族制度を崩壊に導くものが隠されている。マルクス・エンゲルスの共産党宣言は結婚制度を否定している・・・(言葉は多少異なるかもしれませんがそのような趣旨です)と。
あー、そういえば、民法の非嫡出子にも財産相続の権利が認められるという両親の結婚の有無による差別撤廃規定を削除した民法改正時に自民党から強力な異論がくすぶっていたわ。 これかあ。 それにつけても、マルクス・エンゲルス!?