PCでブログ検索してみると、「割合の3用法というジャンク」があってその中に
次のような文章が載っていました。
「ぼくも小学校での教育で(比べる量)(もとにする量)という言葉を習いました。
それらの言葉を覚えさせられたことには、子供ながらに強く違和感を感じて
いました。」
比べる量・比べられる量のような用語を覚える能力と
算数における概念を理解する能力は無関係だと思います。
むしろそれらの用語を覚えることが特に大事だと思ってしまう
様な子供は算数を苦手になる方向に不幸にも向かっている事に
なると思う。
運が悪ければ一生のあいだ不自由な思考を続けることになる
かもしれない! これらの用語は算数嫌いを「誘発」「増加させる」
元凶になっているのではないかと思われる文章です。
また、検索の「教えた側の反省」投稿日2012年9月9日
「比べられる量派」・・・東京書籍、学校図書、教育出版
割合=比べられる量÷もとにする量
「比べる量派」 ・・・啓林館、大日本図書、日本文教出版
割合=比べる量÷もとにする量
比べられる量と比べる量に対する言葉は、現在はどの教科書も
「もとにする量」ですが、遠い昔は(昭和30年代)
割合=比べる量÷比べられる量 だったか
割合=比べられる量÷比べる量 だった。
いまだに、どっちだったか分からないし、どっちであるべきなのかも
分からない。(私は、後者で習いました。昭和34・5年大阪市内の小学校)
後に、教科書図書館に行って調べたがそのような記述をした教科書は
なかった。もしかすると教科書の記述ではなく参考書か問題集にそのような
記述があって悩んだかもしれない。
ただ、図書館で収穫があったのは、学校図書の昭和52年版では「比べる量」
であったのが、3年後の昭和55年版では「比べられる量」と逆転していた。
「かけるーかけられる」という日本語も分かりにくいが、
「くらべるーくらべられる」という日本語もわかりにくい。と書かれていた。
子供たちにとって外国語以上に意味不明で難しい。(教えている方も分かって
いるのか疑問符がつく)ましてや、第1・2・3用法はなんぞや?(これは、研究
学上必要かもね!)
いずれにしても、いったいどちらが適切でどちらが正しいのか説明がなければ
困るのは、生徒児童たちです。生徒児童の中に「引越し」などでこの学校では
「東京書籍の教科書」他の違う地域では「啓林館の教科書」でという具合で
理解に苦しむ事になり、「割合学習」で算数嫌いを誘発するのではないかと危惧
するばかりです。
どの教科書も国の検定制度に照らして合格していますので、それはダメだと
言えないのでしょうが、どこかおかしい!
掛け算式から入っているなら もとにする量X割合=比べる量の筈です
もとにする量X割合=比べられる量ではないですよね!
だったら、その逆算で 割合=比べる量÷もとにする量を使うのが一番
自然でいいのではないでしょうか!
このような状態を放置していては、根本的な説明のつきにくい
状態ですので、いくら「学力向上」を叫んでも生徒児童はおろか
指導に当たる先生たちも自信のない授業になって諸々の解決に
結びつかない事は明白です。一刻も早く統一した公式を示すべきと
主張いたします。終わりに一言・・・生徒児童には 1 の意味と使い方
を分かりやすく丁寧に教えてあげてください。伸びていきます。