小学生の算数も担任によって起こる、或いは、学校間によって起こる理解の差

2013年04月05日 22時43分36秒 | 日記

 まもなく新年度新学期が始まります。

 胸をときめかせて入学される新1年生。また、今年こそはと、一念発起して頑張ろ

うと思って進級する在校生。

 このトキメキとは、どんなものだろうか。

 この今年こそはと思う心は、どんなものだろうか。

 このトキメキは、男女の違いはあっても、一杯に詰まっている事と思います。

 どんな先生だろうか・お友達を沢山作ろう・給食は美味しいだろうな・何をどんな

勉強をするのかな・遠足は楽しいo(^o^)oな!・運動会はどんなかな・ランドセル

を背負って早く歩きたいなと、お姉ちゃんお兄ちゃんを想像して、おそらく自分が

同じ状況にいる事に気づいて満足気になれるであろう事が、このトキメキになる

のではないでしょうか。

 この今年こそはと、思う心は、トキメキとは少し違います。

 一学年進級した事でそれぞれの経験年数で、トキメキもあれば、そうでない場

合そうでない生徒もあります。

 そうでない生徒の場合の問題点は、多くの場合”人間関係””家族環境の悪化”

”成績の評価”であると考えられると思います。

 普通であれば進級するという事は、嬉しい筈です。

 人間関係=友達との意見不一致からの仲違い

 家族環境の悪化=家族との別れ(死亡・両親の別居離婚など)

 成績の評価=評価の低下(成績の下降=理解不足)などが一つでもあれば

いろいろな点で岐路に立たされる場合が生じます。トキメキどころではありませ

ん。私が一番懸念する事は、成績の評価であります。

 成績の評価がその子の持つ基準値に到達しなくて、手遅れの状態を生徒自身

が感じて勉強を放棄する事態がそれです。

 現実としてあるのです。しかし、それを防ぐ手段が無いのかと言えば無いことは

ありません。ここは、やはり指導者の力量にかかっています。もしこの様な生徒を

生んだとすれば、酷ではありますが、その担任教師の猛省を促す他はありません

子供達は、分からない所は教えて欲しいのです。この部分の指導が先生に不足

していたのです。子供達は、自分で基準を持っているのです。恥ずかしくない基準

を! 完璧はさすがに難しい事だと思います。が、その子が持つ基準値位までは

先生も努力して成績の下降を防げれば、勉強の放棄=ぐれる事の始まりも防げ

ると思います。

 下降に気づいた時点では、まだ間に合います。

 子供達は、恥ずかしさを強がりに変えてグレ方がエスカレートして行くのです。

 成績の下降を防いで上げれるのは、新任教師であろうがベテラン教師であろう

が、先生貴方なのです。特に信頼を置いているのは、他でもない担任の先生なの

です。信頼と言う文字は、頼りに足る人なんです。分かりやすく教えてあげて下さ

い。

 算数は特に勉強の幅が広く、つながりがあってある単元で詰まると後々困る事

があると言いますが、そうではありません。5年生まで理解に困っていても6年生

である事をしっかり30分程勉強をすれば、解決出来る方法はあります。

 新任の先生それはなんだと思いますか。

 それはね、分かり易い言葉を選んで説明するのです。

 「割合」がそれなんです。

 割合は、算数の全てに繋がっているからです。

 だから、6年生になって勉強しだしても追いつけるのです。

 

 ここに理解に苦しむ生徒がおります。新任の先生、次の問題についてどの様に

教えてあげますか。

 5 x   = 5

  5  x   =10   紛れもなく九九表です。この九九から幾通りもの指導が出来ます。

 数字と割合に強くさせる要素を含んでいます。

 それでは、次の問題。

 278917 x      □   =6703

 答えは、割り算で求めても割り切れません。□の求め方についてあなたならば、どの様に

教えますか? 割合を研究していれば簡単に教えられて、尚且つ生徒に割合を理解させる

手段に使えますよ。

 この計算式の指導研究をすれば、自ずと割合に繋がり(割合指導)がスムーズにできて

習う側の生徒も分かりやすく負担が少なくなりますから、是非とも研究して下さい。

 

 担任の指導力の差で、子供達の理解にも差が出来て、ここから学力の差が

発生して行く。差を生み出しているのは、個々人の理解力の差より以前に先生

の研究の差・指導力の差であると、新任の先生は肝に銘じて欲しいと思います。

 

 


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