1月26日(日)赤磐市吉井公民館主催の体験講座で
算数文章問題のつるかめ算を指導してきました。
ボランティア活動の一環です。
つぎのような問題が解ける事を目標として、小学3年生
から5年生11名でした。
問題・・・1本30円の鉛筆と1本100円のマジックを
あわせて28本買って1440円払いました。それぞれ
何本ずつ買いましたか
言葉と立式での指導には無理があります。
おのずと面積図での指導ですが、これがまた小学3年生
に対しても4年生でも全員に通じて理解が出来、4年生の
児童はひとりで勝手に前に進む有様で、喜びの表情が見て
とれました。 4年生ですからこのような文章問題を解くのは
生まれて初めてであったと思います。
他の参加者も文章題が苦手ということでこの講座に参加
された事と思いますが、全員満足感を得て帰られたと思い
ます。
次の講座は2月15日(土)と決まり、各小学校に案内書が
配布される事になっています。だれでも参加出来ますので
ご希望があれば吉井公民館館長様までお問い合わせ下さい。
濃度算・こさと言った方がわかりやすいと思います。
例題を二例お出ししてみます。公立小学校レベルではあまり
勉強の機会はないと思いますが、このような問題を手掛かりに
どんなに難しい問題でも頭をひねれば答えにたどり着く事と
思います。第一歩を踏み出さねば二歩目はありません。
仮に答えにたどり着かなくとも、この過程においていろいろ
思案したことが、すごい力となってのちのちの力添えになる
と思います。 このような考える部分が楽しいと感じてもらえる
といいですね。 それでは問題
1. 10%の食塩水100gと4%の食塩水200gをまぜあわ
せると何%の食塩水になりますか
2. 8%の食塩水360gに14%食塩水をまぜたら10%の
食塩水が出来ました。14%の食塩水は何gまぜましたか
ふつう、このような問題多くの児童の方が苦手となる理由は、
割合の理解が身についていないからだと思います。
ただこの単元だけ理解できてもあとあと割合が理解できて
いないとまた詰まってしまいますので先にやる事は、割合の
100%理解に力を注いで下さい。
1.2とも食塩水×割合=食塩を使いますが、
この公式を理解できなくて遅れをとる児童が非常に多く生まれ
ます。ですから理解のしやすい言葉に置き換えて指導してもらうと
乗り越えられる児童が多数おります。
今回の体験講座では、このような点に意を注ぎ指導します。
公式だけでは解けない問題がありますので、面積図を活用して
解くことになります。
このような発展問題を解く体験によって、これを手掛かりとして
どんな問題でも頭をひねれば答えにたどり着くことと思います。
仮に、たどり着かなくともこの過程でいろいろ思案したことが
のちのちに役立つ事は疑いのない所です。
難問に挑戦することで、このような学習の面白さ・楽しさが
感じてもらえるといい事ですね。
このブログの書式では、面積図を図示できませんので説明が
行き届きません。あしからず、お許し下さい。