前回投稿の
設問その1・・・そもそも割合というものはどういう事でしょうか?
<回答>最初にお断りしておきます。公式には頼りません。公式は自然と必然的に自分で作れますので、公式を覚えるという遠回り的な発想はやめましょう。
4という数字は1より大きいですか小さいですか?(大きいですよね!)
1.6という数字はどうですか?(これも大きいですよね!)
0.5という数字はどうですか?(これは、1より小さいですね!) そうなんです。 1と比べるのです。 これが、割合の始まりになるんです。 A × B = C 割合を示す場所はBだけなんですよ! 2行前に「1とくらべるのです」と書いていますね! そうすると、「 1 」 はどこに隠れているのですか? 1 は1あたり量と言って 「A」の場所にあるのですよ! 1本でとか、1mでとか、1冊でとか、1kgでとか、1時間でとかの1あたり量 なんです。ここで使う1が、計算のすべての基準になって 1<大 1>小 となって行くのです。 なぜ、「 1 」が基準数値として使えるのかと言うと、 100× 1= 100 で基と答えの数値は変わりません 100÷ 1= 100となってこれも変化は起こしません。 だから、×1も÷1も 「 1 」と言う数字は変化がないので 「基準」に使えるのです。 ですから、割合はこの「 1 」の意味と使い方をしっかり知る必要があります 次に必要な勉強は、「単位の決まり」です。 円 /1本で × 4本 = 円 この形覚えるのです。 1の付いている本に注目をして、1本がどうなったのと問いかけます と、「1の基準から4本に増えていますね」 この関係が「割合」で増 えたか減ったかを判断して下さい。 この関係と決まりさえつかむと「もうしめたもの」どんどんわかりだします 例題で試しましょう。 1mで 7/8kgのアルミの棒があります。このアルミの 棒 1と2/3mの重さは何kgですか。 まず、基準になる「1」を見つけます。すると1mが出ています。 これを基にして同じ単位のmを比べます。するとどうでしょうか? 1からすると1と2/3は増やしましたか?減らしましたか?と判断すると 「増やしましたね!」 そうすると割合は増やしましたと答えるのです。 割合を増やしたと分かれば、基にした7/8kgは答えでは、7/8kgより 増えた答えが出るのです。 このような考え方に立って勉強すると、線分図も必要なく・文章も 読むことなく式作りが簡単に誰もが出来るのです。後は計算だけ! これにより自分で 基の数×割合=答え と自分なりの公式が作れます。 のちのち、学校の指導の中でどうしても「公式」が必要な場合は、 基の数=基の量 答え=くらべる量とことばを置き換えるだけなんです そして、ラスト 自分なりの公式から・・・答え÷基の数を計算して数値(整数・小数・ 分数・百分率・歩合)+倍表現により「割合」を示す事を理解すれば 割合は完璧に近づきます。 割合は比べる事なんです。だから「比」があるのです。 分数も比べる表示になっていますよ!分母と分子に分けて表示されて いますね。 比べれば皆んな割合なんです 九九も比べています。 2× =2 2× =4 2× =6 2と4と6で比べられています。 空白にした所が「割合」です。 その1が長くなりましたので、その2は適宜投稿致します。乞うご期待 割合を難しいと感じておられる方の為に投稿しています。 疑問点がありましたら、コメント下さい。投稿の中でご返事します。