朝から微妙な天気。
雨は止んでいたので、折り畳み傘をかばんに入れて、大阪日本橋へ。
朝の生駒山。
近鉄日本橋駅から地上に上がると、向こうに国立文楽劇場の幟と黒い石の碑。
その碑には谷崎潤一郎の「蓼喰う虫」の一説が刻まれております。
「蓼喰う虫」についてはまた明日の記事で。
国立文楽劇場。
劇場の前に旧跡二ツ井戸があります。
二ツ井戸についてはこちら大阪市のHPで。
今日の文楽公演は「文楽若手公演」です。
文楽鑑賞教室と同じく、無料の床本が配られています。
演目は「五條橋」、「一谷嫩軍記」より熊谷桜の段、熊谷陣屋の段、「新版歌祭文」より野崎村の段。
若手の大夫、三味線引き、人形遣いの人々による公演です。
出演者については国立文楽劇場のHPをご覧ください。
たった二日間の公演ということで、その熱の入った上演はすごいものです。
自分の訪れた公演は満席で、収録のためのカメラが何台も最後尾に並び、
盆の前、そして天井からもマイク。
一谷の義太夫の睦大夫、靖大夫さん、途中から汗で顔がぐっしょり。
滴り落ちる汗と唾液があごから着物に落ちて行き、すごい熱演です。
隣の観客も、すごくよかったね。と話しているのが耳に伝わってきました。
さて、次回の文楽公演は「夏休み文楽特別公演」です。
例年と同じく三部制で、第一部は「親子劇場」。
こどもにも文楽に親しんでもらおうという趣旨の公演です。
「ふしぎな豆の木」「解説 ぶんらくってなあに」「東海道中膝栗毛」。
「ふしぎな~」は、文楽版ジャックと豆の木。初登場らしいです。
例年は二部が名作劇場、三部がサマーレートショーとなるのですが、今年は二部も三部も名作劇場。
二部と三部の後半で「生写朝顔話」
いつも「嶋田宿屋笑い薬の段」くらいしか出ないことが多いのですが、
今回はほぼ通しの上演ですから、楽しみですね。
元祖すれ違いドラマです。
そして三部の前半に「きぬたと大文字」という所作事。
後一つ、「文楽素浄瑠璃の会」ってのもあって、これまた行きたいのですが、土曜日の午後1時開園・・・
行けません(涙)
あとは文楽ではないのですが、「風流の芸能」っていうのが9/12に。
こちらは土曜日の午後2時から。
なんとか行けそうです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます