涙と笑いのHIV奮闘記II

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
歳のせいか治療の副作用のせいか忘れ物がひどいんです。

有吉佐和子「一の糸」読了

2016-10-31 22:00:00 | 読書

先週から読んでいた有吉佐和子氏の小説「一の糸」を読み終えました。

造り酒屋の箱入娘として育った茜は、十七歳の頃、文楽の三味線弾き、露沢清太郎が弾く一の糸の響に心を奪われた。その感動は恋情へと昂っていくが、彼には所帯があった。二十年が過ぎた。清太郎は徳兵衛を襲名し、妻を亡くしていた。独身を通した茜は、偶然再会した男の求婚を受入れ、後添えとなるのだった。大正から戦後にかけて、芸道一筋に生きる男と愛に生きる女を描く波瀾万丈の一代記。」

露沢清太郎のち露沢徳兵衛は四代目鶴澤清六、
豊竹宇壺大夫は豊竹山城少掾、の事ですね。

そして文楽が分裂してできた文楽界、鼎会はそれぞれ因会と三和会の事ですね。

でも、そんなことを知らなくとも読み進めることのできる小説です。
かなりお勧めの小説です。 

 

仕事が遅くなって、職場を出たのが午後9時。
コンビニに寄ってみると、いろいろなカップ焼きそば。

  

つい買ってみました。

夕食はカップ麺「昔ながらの関西風お好みソース焼きそば」にしてみました。
ああ、紅生姜揚げ玉、あおさ揚げ玉ってこのことか。 

 

太麺でなかなか美味しかったのですが、今日も低炭水化物ダイエットは失敗ですね。

 


東洋亭でハンバーグステーキランチセット

2016-10-30 16:00:00 | 食事

細見美術館を出て、市バスに乗って京都駅を目指します。

途中京都博物館の前を通って、あぁ、「坂本龍馬」展をやっているなぁ。
京都駅に着くと、龍谷ミュージアムで「浄土真宗と本願寺の名宝I」展をやっているなぁ。

なんて思いましたが、美術館を3つも(美術展としては4つも)回ったので、もうお腹一杯。 

本当の腹は逆に空いていて、ぐーぐーなっています。

京都駅の地下街ポルタのレストラン街はどこもいっぱいで列が出きていたので、
京都駅南のレストランへ行ってみようと思います。

連絡通路が工事中で道幅が狭くなっていて渋滞です。

そこにあったJRの切符販売機。テレビ電話付!

 

京都駅南、八条口のレストランも長い列。

さらに西へ進み、近鉄京都駅へと向かい、最近できたレストラン街へ。

そこで見つけた洋食レストラン。
美味しそうな匂いが漏れてきていたので入ってみました。

 

ここも混んでいたのですが、カウンターならOKということでカウンターへ。
カウンターだコックさんの料理風景が見ることができて逆によかった。

 

ハンバーグステーキのランチセットを頼みました。

最初に水と、箸・フォーク・ナイフ、ナプキンの入った小さなバケツが運ばれてきます。

 

そしてトマトのサラダ。
トマト丸ごとにドレッシングがかけられていて、なかなか美味しい。

 

目の前でハンバーグを一個一個作っていて、
それを焼いて、アルミホイルに乗っけて、ドミグラスソースをかけて、インゲンを散らしてホイルを密閉。
鉄板の上にのっけて焼くと、ホイルがパンパンになって。

  

熱々のままテーブルに。

 

アルミホイルをナイフで切ると、蒸気が一挙に噴き出します。

 

ハンバーグの上には小さなビーフステーキ。

ベイクドポテトも大胆ですね。

満腹満腹。

近鉄京都駅に行ってみると、次の奈良行きは特急でしたので、それに乗りました。

奈良行きと橿原神宮前行きの特急が並んで停まっていました。

  

どちらも22600系Ace。
奈良行きは新しいカラーリング、橿原神宮前行きは従来のカラーリング。

 

どちらも2両+2両の編成でした。

接続部。

 
 

車窓から風景を楽しみながら帰ってきました。

東寺。

  

伏見桃山城。
南に見えている屋根はなんだろうか? 

 

京阪本線との交差。
線路の上を走るのが京阪本線です。

丹波橋駅が京阪と近鉄との乗換駅。
以前近鉄特急は丹波橋駅には停まらなかったのに、いつの間にか停まるようになっています。 

 

午後3時には奈良に到着しました。

一日中よく晴れた京都のプチ旅行でした。


細見美術館

2016-10-30 12:30:00 | 美術館・博物館

細見美術館へ向かいます。

平安神宮の前を通ったので、ちょっとだけ応天門まで行ってみました。

七五三のお参りに多くの人が訪れていました。

   

今年は紅葉が遅いと言いますが、ここ数日の寒さであちこちで紅葉が始まっています。

    

 みやこめっせの前にある、源氏物語の登場人物の像。
「須磨」の場面ですね。 

 

みやこめっせの北にはロームシアター京都。
自分が学生時代には「京都会館」でした。
いろいろな海外からのクラシックのコンサートを聴きに行ったものです。

西の琵琶湖疎水のほとりに桜の紅葉。 

  

 疎水のすぐ西側に細見美術館。

 

今開催されているのは、「琳派展今日の琳派―美を愉しむ―」

展示室がいくつにも分かれているのですが、部屋ごとに扉。
それが自動ドアで、古いためか開閉のたびに大きな音が響き、耳障りです。 

  

ただ、展示されている作品は素晴らしいものです。
空いていてお勧め。 


京都近代美術館

2016-10-30 11:30:00 | 美術館・博物館

京都市美術館から京都近代美術館は道を隔てて建っているのですが、
横断歩道は少し北か南にしかないので、北側の横断歩道を渡って。

そこから左大文字のある如意ケ岳が見えています。
そして比叡山も。 

  

横断歩道を渡って南に下るとクラシカルな京都府立図書館。

 

そしてすぐ南に、京都近代美術館。

 

今開催されているのは、「メアリー・カサット展」。

日本では35年ぶりの大回顧展です。

  

  

 

テレビでメアリー・カサットについてやっていたので、興味を持ったのですが、
さもないと来ることは無かったかもしれません。
凄くよかったです。 

例によって絵葉書を購入。

「桟敷席にて」(ボストン美術館)。
当時流行していた昼間用の外出着である黒いドレスを着てオペラグラスで舞台を見つめる女性。
向こうの桟敷席からは男性が身を乗り出して女性をみていますね。 

彼女はルネッサンス絵画の聖母子像や、日本の浮世絵版画の母子絵のおだやかな親密さを取り入れ、「母子像の画家」としても有名です。

「母の愛撫」(フィラデルフィア美術館)、「眠たい子どもを沐浴させる母親」(ロサンゼルス郡立美術館)、

「夏の日」(テラ・アメリカ美術基金)

このボートを半分しか描いていないところと舟遊びというテーマは浮世絵の影響らしいです。

「沐浴する女性」(プリンマー・カレッジ)
女性の肌の色が単色なのも浮世絵の影響だとか。
沐浴というテーマも浮世絵の影響とされています。
ドガがこの絵を見て「女がこんなに上手に描けるはずはない!」と言ったそうですね。 

美術館に入ったところ。

  

会場は3階になっています。

 

 

4階ではコレクション展が開催中。
こちらはガラガラ、というか、ほとんど観客が居ませんでした。

しかし、マテイス、ピカソ、モネ、 シスレー、ピサロ、ルノワールが展示されていましたし、

カサット展では刺繡や裁縫をする女性の絵が何点かありましたが、
ここでも「針仕事の向こうへ」というコーナーがあります。


朝から京都市美術館

2016-10-30 10:00:00 | 美術館・博物館

朝目が覚めると、雲一つないいい天気。

朝からシャワーを浴びて、下着やシャツ、チノ、シーツ、枕カバー、バスタオルなどを洗濯機で洗濯。
洗濯している間に軽く朝食を取って薬を飲んで、コーヒーを淹れて。

ちょうど食器類を洗ったところで洗濯が終わって、ベランダに干して、
電車に乗って京都へでかけます。

  

あ、今日から天平祭?

竹田駅で京都市営地下鉄に乗り換え、烏丸御池まで。
そこから東西線に乗り換えて東山駅まで。

いつも通り琵琶湖疎水に沿って京都市美術館へ向かいます。

     

平安神宮の鳥居と京都近代美術館が見えてきました。

 

そこに咲く小さな白い花をつけたヒイラギ。

 

琵琶湖疎水を渡る橋の上から東を。
穏やかな流れの疎水の水面に川岸の木々が映っています。 

 

鳥居をくぐって、

 

京都市美術館に到着です。

 

今日開催されているのは「若冲の京都 KYOTOの若冲」です。

 

  

最近伊藤若冲の展覧会が多いですね。

伊藤若冲は京都の錦市場の青物商出身ですから京都ゆかりの画家です。
多くの作品が残されている中、 この展覧会では123の作品が出展されます。

とはいえ、10/4~10/10、10/11~10/16,10/18~10/23、10/25~10/30、11/1~11/06、11/8~11/13、11/15~11/20、
11/22~11/27、11/29~12/4と一部の作品がころころと展示を変えるので、観たいものが観れるかどうかは美術館のHPで要確認です。 

例えば有名な雪中雄鶏図は10/4~11/6、
果蔬涅槃図、百犬図は11/15~12/4、
樹果鳥獣図屏風は11/22~12/4、
象と鯨図屏風は11/8~11/20、 

同じ物を描いた絵が何枚も出展されていてるのがなかなか面白かったですね。

例によって絵葉書のみ購入です。
乗興舟。

 

「拓版画」と呼ばれる特殊技法で描かれています。
その技法とは・・・

 版木に下絵を当てて、下絵の線を彫る。
 版面に紙を糊で貼り、水を吹きかけて、布を被せ、上に板を載せて、足で踏む。
 彫られた凹部に紙を押し込み、上から「タンポ」という筆を叩いて墨を塗っていく。 

そうすると押し込まれている部分には墨が付かず、白い描線が残るわけです。

ではこの後向かいの近代美術館へ向かいます。

 

あ、こんなパンフレットを見つけました。
信行寺って、この前しょっちゅう通っていた。
大学の教養部の時はここから歩いて5分ほどの所にすんでいたから。

そんな寺って知らなかったなぁ。