気まぐれ徒然なるままに

気まぐれ創作ストーリー、日記、イラスト

誕生日

2020-04-25 21:58:35 | 日記
本日は私の誕生日

この外出規制中の中、久しぶりに外食をしてきました。





いつもなら予約しないと直ぐに入れないお店がガラガラでした。





仕事と食料品の買い物でしか外には出ないので本当に久しぶりの外食。

またしばらく自粛生活に戻ります。

もともとよく外に出かけるタイプではないので
この自粛は他の方よりも辛さは少ないのですが

出たらダメという状況で家の中にいるのと
行動が自由の中で家の中にいるのとでは
感じ方は違いますね★




届きました♪

2020-04-20 12:38:25 | 日記






Who-ya Extended のアルバム「wyxt .」が届いたので今夜聴いてみます!

疾走感のある曲なので車を運転する時は爽快に、掃除をする時に聴くとテンポ良くはかどりそうだな。

ボーカルはまだ20歳の男の子。
私はミディアムテンポの曲よりもハイテンポで疾走感のある格好良い曲を聴くとテンションも上がります。
(なんと歌ってんだかわかんないぐらい早いテンポでもOK(笑))

じっくり聴くなら素敵な歌詞の曲をチョイスします。

MVを観るなら三浦大知さん。
特に (RE)PLAYのMVは本当に何度もリプレイして観てました!

今みたいなメジャーじゃなかった時に初めて三浦大知さんのMVを見たのが(RE)PLAYだったというのもありますが

「なにこの人スゴッ!歌手?ダンサー?グループ?(いやいや個人名だしなぁ?)」
が感想でしたね(笑)

もし思い出されましたら(RE)PLAYのMV観てみてください。

風 スピンオフ

2020-04-19 17:43:00 | ストーリー
風 スピンオフ






次々と親友に彼女ができた
俺は未だにできないでいる

中でも一番の親友の颯真に先を越されたのはムカつく

「俺の彼女に友達紹介してもらうから、なっ(笑)」

なにが “なっ(笑)” だ!



俺は天羽 大揮 28歳 仕事は親父の農業を継いで野菜を作ってる

と言っても親父はまだ現役バリバリでダメ出しばっかで超口うるさい

休日は親友の颯真とサーフィンに行くのが趣味
…だったんだが

あいつに彼女ができて俺は別のサーファー仲間や一人でサーフィンをしに行くことが増えた

男も女ができると付き合い悪くなるもんだな!
俺も早く彼女欲しい!


颯真の彼女が女友達を紹介してくれる話ができて一緒に海水浴に行くことになった

初対面でいきなり水着姿で初めましての挨拶になった

女の子二人も連れてきてくれた♪
しかも可愛い…

颯真の彼女は俺達より歳上だけど 紹介してくれたのは20代半ばの女の子

髪の長いスレンダーな深雪ちゃんと ショートカットでちょっとぽっちゃりな紗奈ちゃん

フリーの男は俺だけで女の子は二人って、なんか申し訳ない気がするけど俺としてはラッキーでございます!


俺は内心ショートカットが似合う紗奈ちゃんについ目が行ってしまう

というのも 高校の頃の学級委員だった女子に激似だったからだ

別にその学級委員の女子に惚れてた訳じゃない!
ほんとに激似だからついつい見てしまうってだけ

あっ、もしかして激似じゃなくて本人!?
いやいや、名字が違うから別人だよな…

それにしてもだ
スレンダーボディよりぽっちゃりな方がいやらしく感じるのは俺だけっすかねぇ?

肉付きがいい娘、俺 好き♡


「天羽さんは紗奈ちゃんが気になるのぉ?」
颯真の彼女に耳打ちされ、俺はさりげなく颯真の彼女から離れた

「えっ、いやっ? そうかな、、、あははっ(汗)」

ヤメテッ!! 俺に近寄らないでっ!!
あなたからからエロの空気 漏れ出てますからっ!!



海に入ったり海の家で軽く飯食ったりかき氷を食べたりしながらお互いの仕事や趣味の話をしてると

颯真が早めに切り上げて飯行こう!と提案しみんなで行くことになった


中小企業で事務職をしている ちょいぽっちゃな紗奈ちゃんの趣味は華道

華道ってまた渋っ!

でも着物を着て花をいけてる姿が容易にイメージできるしのんびりとした話し方がお嬢様のような雰囲気が出てる


スレンダーボディの深雪ちゃんはヨガ教室の先生

ヨガで身体が柔らかいってことは、それはつまりだな、夜の…

「お前、知らない?」

いきなり颯真が店を聞いてきて驚いた
(ついエロいことを考えてた俺が悪いんだがな)


「店か。じゃあ、」
俺の従兄弟がやってる店にみんなを連れて行った

ひと回り年上の俺の従兄弟はイタリアで修行して自分の店を出している

店のセンスも良くてもちろん出てくるものは全部旨いから結構 繁殖している

しかもシェフだからか やたらモテてる!(チッ!)

もう結婚してんだからモテても意味ないだろうに
俺と会うと最近のモテ自慢で俺をちゃかしてくるからほんと鬱陶しいっ

まぁ、基本いい奴なんだけどな


あれ?俺 店の選択ミスった?

案の定 深雪ちゃんは俺の従兄弟を格好良いなんて言ってる


いや もうあいつ既婚者だからねっ!?

紗奈ちゃんは従兄弟には興味なさそうだけど
俺 深雪ちゃんの顔、タイプだから良いな~なんて思ってたんだけど

俺には興味なさそうだ…



ーーー


深雪ちゃんと紗奈ちゃんの二人と連絡先を交換してるけど 気になる深雪ちゃんからは挨拶の返し程度のLINEしか来ない

やっぱ俺じゃダメだったのかなぁ


逆に紗奈ちゃんのLINEは温かい

スタンプとか いかにも女の子らしいものばかりでいつも “ お仕事お疲れさまです” とか “今日も暑かったけど大丈夫ですか?” とか

暑い中で仕事してる俺を気遣うような言葉が返ってくる


そんな彼女の人柄に触れる度 気持ちが癒されてる事に気付いた


俺はせっかちだけど紗奈ちゃんはのんびり屋でほんと真逆の性格ではあるけど そののんびりも何故か許せてしまう

多分 彼女の優しさがあるからだろうな
自分のせっかちさを直さないとなって気付かされる

二人で遊びに行かない?と聞いてみたら彼女は行きたいと言ってくれた


会うのは2度目になる

海以来会ってないけど しょっちゅうLINEしてるからか もう親近感はあった

紗奈ちゃんと初めてのデートは水族館に行くことになった

待ち合わせの場所に訪れた紗奈ちゃんは清楚な感じの綿のシャツに可愛らしい膝丈のスカート姿だった

着痩せするのか海で見た水着姿の彼女より痩せて見えた

ーー 水着姿のぽちゃも良いけど
この姿も似合ってて可愛い…


“よく似合ってて可愛い” って言えっ!俺!!

でも そういう言葉が自然に口から出てくるようなスマートな男じゃない俺は何も言えずに軽く挨拶だけして歩きだした


俺… 颯真みたいにこういう時に思ったことを言えないんだよなぁ


紗奈ちゃんは俺の顔色をチラチラと見てる
俺が不機嫌だと思ってるんだろうか

不機嫌じゃないと紗奈ちゃんにわかってもらいたくて何か言わないとと焦って出た言葉が


「き… 今日も、暑いね、、(笑)」だった
俺… ほんと彼女できない訳だわ…

「ほんと暑いね!水族館は涼しいと思う(笑)」

LINEでは気軽に会話できたのにいざ女の子と二人きりとなると途端に緊張してしまう


水族館の中はやっぱりクーラーが効いてて涼しかった

水槽の中を覗き込む紗奈ちゃんの後ろ姿

子供連れの家族やカップルが多い
俺達もカップルに見えるんだろうか

「どこにいるんだろう??」

どうも水槽の中の枯れ木に擬態化した魚がいるようだ

俺も覗きこんで見てみた

「あそこにいた」

指差した先を紗奈ちゃんが凝視してるけどやっぱり見つけられなくて俺の指に近付いて指を差した方向に視線を向けた

ち、近いよっ! なんかドキドキしてきた!

「見つけた(笑) あれを見つけるなんて天羽さんは目が良いんですね!」と言いながら振り返って俺の顔を見た

わっ、近い近いっ!!

「そっ、そうかな、、(笑)」

「私最近視力が落ちちゃって。コンタクトもあるんですけどドライアイでやっぱり合わないなって(笑) 眼鏡も作ったんですけど慣れてないので… でもかけないとちゃんと見えませんね(笑)」

バッグから眼鏡を取り出してかけた

眼鏡、似合う!! 可愛い!萌える!

なんて心の中では直ぐに言えるんだけどな
「に、似合ってる…よ 」

「そうでしょうか(笑) 良かった(笑)」

「うん… 」可愛い…

紗奈ちゃんはまた俺の顔色を見るような表情をした
「すみません… 私とじゃつまらないですか?」

そんなことないよっ!
「そんな、つまんないなんてこと、ない、、」

「そうですか…?」残念そうな表情で微笑んだ


あぁ!ダメだ俺!
紗奈ちゃんが誤解してしまう!

「俺の方こそ、ごめん、楽しいよ、ほんとに、、」


いかに俺は小さい男かってことを今回でほとほと思い知ったわ…

スマートにエスコートできるような格好良い男になれない…


「嫌なら正直に言ってくださいね(苦笑)」
彼女をシュンとさせてしまった

「そんなことない、ほんとに、、」
ここで手でも繋げれば!なんて思うけどそこまでの器量も勇気も俺にはない…

で、でも!俺だって やる時はやれる男!
決意して勇気を出した

「紗奈ちゃん、あの、手、手を、繋いでも、いいかな… 」

言った!! 俺、言えたぞ!!



紗奈ちゃんはびっくりした表情をした

あっ… これ… ドン引きされたパターン …?
「えっ、あー… あっちも見に行ってみよっか(汗)」

「は、はい… 」


うわぁハズー!めっちゃ恥ずー!
俺ってば、相当な勘違い野郎だ!

紗奈ちゃんが俺に好意的に接してくれてるからって俺のこと好きかどうかなんてわからないのに何言っちゃんてんだか!


「… さん? 天羽さん?」

「えっ?」

紗奈ちゃんが俺に手を差し出していた

ーー えっ?


「手を、繋ぐんですよね?(笑)」

「え、あっ、ごめっ! やっぱいいや、、」


せっかく俺に差しのべてくれた手をまた引っ込めてしまった


俺ってほんとバカ …
なんで やっぱいいなんて言っちゃったんだよ

紗奈ちゃんの顔がまともに見られない
どんな顔してるのかな…


「天羽さん、、あの… 」
振り返ると紗奈ちゃんは困ったような表情になっていた

「どうして今日 私を誘ってくれてんですか?」

「どうしてって… 」
そんなの… 紗奈ちゃんに会いたかったからだよ…

「私と一緒だと楽しくないですか? 」困った顔で微笑んだ

「そんなこと!そんなこと、ない… よ… 」

「つまらないですか?(笑) 」苦笑いをした

違う、そうじゃなくて、、
「俺、つい、緊張して、、」

「どうして緊張するんですか? LINEもしてたのに 」
「面と向かって二人きりで会うのは… やっぱ…緊張… する… かな」
カーッ!ハズい!

「じゃあ… 手を繋いでもいいのですか?」

えっ… !

「うっ、うん… 」
手ぇ繋ぐくらいでなに心臓バクバクさせてんだ!

これじゃまるで誰とも付き合った事もない童◯みたいじゃんよ!

俺だって過去に彼女もいたしちゃんとヤッてたし!
ちゃんとヤッてたって、なんかおかしいな??


紗奈ちゃんが そっと手を繋いできた

うっ… 柔らかい… テレる… ドキドキする
手に汗かいてきた!


「… 嬉しいな(笑)」照れながらはにかんでいた

なんだよそれ! めちゃくちゃ可愛いじゃんよっ!

「かっ、可愛いよっ、紗奈ちゃん、、」
手に汗かきながら俺 変態みたいじゃん!
これじゃ下心ありまくりみたいじゃん!


「あ、ありがとうございます… (照)」

ついニヤニヤしてしまうのを我慢しながら
気もそぞろで海の生物を見ていると

紗奈ちゃんは嬉しそうに俺に話しかけてくる



あぁ… 俺 デートしてるよ~!

あ… でも
ちゃんと付き合おうって伝えてないや…



よし、ここを出たら言うぞ!



ここを出たら必ず!

晩飯を食ったら必ず、、

駅に着くまでには必ず…




「天羽くん、今日はとても楽しかった(笑)」

「あっ、うん、俺も… 」

「またLINEします!では(笑)」

結局 言い出すタイミングが掴めなかった

あぁっ!
このまま紗奈ちゃんを帰しちゃっていいのか? 俺!
くそっ!何やってんだ!俺は!

これじゃ本物のヘタレ野郎だ!

意を決して改札を通ろうとしていた紗奈ちゃんを呼び止めた

「まっ、、待って!」
紗奈ちゃんの腕を掴んだ

「えっ!?」

「ごっ、ごめっ、ちょっと、いいかな、、」

紗奈ちゃんの手を引いて駅から離れた

「あ、天羽くん、どうしたの?どこに行くの?」


駅から離れると人も少なくなってきて
俺は歩道橋の上で足を止めた


「紗奈ちゃん、俺、今日ずっとグダグダだったけど… 」

「グダグダ?」

「やっぱちゃんと言わなきゃって思って!!」

俺の勢いにびっくりした表情をした

「俺っ、紗奈ちゃんが好きだ!俺の彼女になってくださいっ!!!」


タイミング悪く中年のおっさん二人組が横を通り過ぎた
「おぉ~ 若いねぇ(笑)」
「にいちゃん頑張んなよ!(笑)」

通りすがりの知らないおっさんに応援されて急に恥ずかしくなり、またヘタレモードに戻ってしまった


「あっ、あの、紗奈ちゃん、は、俺のこと、どう思ってるの、かなぁ、、 」

心臓が口から出そうだ
紗奈ちゃんの顔がまともに見れない



「ーー 私も、天羽さんが好きですよ 」


ーー え? OKってこと?


「なります(笑) 彼女に。私でよろしければ、よろしくお願いします!」
嬉しそうな笑顔に変わった

「や、やった… 紗奈ちゃん、ありがとう!」
彼女の手を握った瞬間

「やったなぁ~にいちゃん!(笑)」
おっさん二人から なぜか祝いの言葉をかけられた

「あっ、ど、どうも、、(苦笑)」
おっさん二人に軽く頭を下げると彼女は笑いだした

「私、天羽さんのそういう所も好きですよ(笑)」

「そういう所?」

「純粋で照れ屋さんで一生懸命な所です(笑)」

「あ、あは、あはははは…… (苦笑)」
28歳の男が純粋って 超恥ずかしい



「か、帰ろっか… (笑)」

「そうですね… (笑)」


俺達はまた駅へと向かった



「また… 海… 行かない?」

「そうですね(笑)」

「今度は二人で… 」
また水着姿の紗奈ちゃんが見たいなぁ!

「じゃあ もっと痩せてから… 」

は!?
「いやいや!ちょうどいいから!ベストだよ!ほんとに!」

「覚えてるんですか!? 」

「そりゃもうバッチリガン見してるから!」
ちょいぽちゃがセクシーに見えたんだよ♪

「ガン見って… 」

あ、ヤバ…
「 い、いや… ガン見、した、のは…… ごめん… 」
俺いらねことを口走ってしまった


「い、いえ、、 」

無言になってしまった

「お、怒って、ない??(汗)」

「怒ってないです、恥ずかしいだけです(笑)」



まるで中学生のカップルみたいな俺達の恋が始まった

のんびり屋の紗奈ちゃんとせっかちな俺だけど
俺達のペースでゆっくり恋愛していけたら…



「天羽さん… 私、天羽さんが人生で初めてお付き合いする彼氏さんなんです… (照)」


「えぇっ!!マジ!?」


本当に
ゆっくりのペースになりそうだ … (笑)






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風 5 (最終話)

2020-04-19 09:05:00 | ストーリー
風 5






彼女と約束した1ヶ月
それが今日…

この5日間 西田さんからメールも電話も無いし俺からも連絡は取っていない

毎日のように連絡を取り合って 電話してると時間を忘れてしまうから30分までにしようと彼女がルールを決めた

たったの5日間なのにもう何ヶ月も連絡を取ってないようなこの寂しさ…


仕事中も気を抜くと西田さんのことを思い出していた

頭で考えると 彼女達はやっぱり理解できない
俺の性分はそういうドロドロとした妬みをほとんど抱くことのない人生だったからだ

唯一妬んだ記憶があるのは
あの、前のアパートで知り合ったあの子の不倫男にだけだ



俺はそれだけ単純な男なんだろう

心の機微とかそういう繊細なものを感じ取る能力に欠けてるのかもしれない

好きな奴は好き、嫌いな奴は嫌いとついそのまま言ってしまうようなストレートな性格だからこそ人との衝突もあった

でも陰湿な関係を作るよりかよっぽどマシだ!って考えだから どうしても彼女達の気持ちがわからない


そんな風に 頭では否定してしまうのに
心が… やっぱり寂しい

まるで心に穴が空いたみたいだ

彼女と知り合うまでの俺って毎日どう過ごしてきたんだろ

何を思って生きてたんだろ


雨の中 俺の傘を差して帰る彼女が浮かんだ

もうこのまま 会わないまま俺達は終わるのか…?
胸に鋭い痛みが走った

これは心が “嫌だ”って反応してるんだ…



ーーー



仕事を終えていつものように駐車場に車を停めると彼女が俺の帰宅を待っていた

たったの5日間なのに
久しぶりに会ったような気がした

「連絡もせずに突然来てごめんね」
俺の傘を持った彼女は申し訳なさそうにぎこちなく微笑んだ

彼女らしくないその臆した微笑みに胸がチクッと痛んだ

「いや。いいんだ。」

彼女を部屋に入れ俺は作業着の上着を脱いだ

「今日で約束の1ヶ月目だね。早かったなぁ(笑)」
明るい口調で俺に笑顔を向けた

俺は冷蔵庫から冷やしてあるお茶をグラスに入れてテーブルに置いて座った

「ありがとう(笑)」

「…俺やっぱわかんないわ。君のこと。」

彼女は口を固く閉じ視線をグラスに移した
「… だよ、ね」

「でもさ。そういうのも全部引っくるめて君なんだよな… 」

泣きそうに目を潤ませ黙ったまま真っ直ぐ俺を見つめてる

「たったのひと月だったのに、もう一年は付き合ったような濃いひと月だった気がする。

特別なことなんか なんもしてあげられなかったし俺のくだらない話に君が笑ってさ。ただそんな風に過ごしただけだったけどな。。

連絡を断ってたこの5日間 君のことばっか頭に浮かんでさ。俺、君が好きなんだってほんと実感したわ(笑)

俺さ。君にはいつも笑ってて欲しいんだわ。俺には君が太陽みたいに見えてるからさ。」

彼女は両手で顔を覆い泣き出した
俺は彼女に初めて “好き” という言葉を伝えた


「颯真くん… 私も好き」

「だな(笑) 知ってた(笑) … また俺とサーフィン、行きたい?」

うんうんと頷いた

「じゃあ行こ(笑)」
ティッシュの箱を彼女に差し出すと豪快に鼻水をかんだ

「ふふっ!(笑) 早く泣きやんで? じゃないとキスできないよ。今キスしたら窒息しちまうだろ?(笑) 」

目も鼻も真っ赤な彼女が照れくさそうにはにかんだ

「鼻が真っ赤な君も可愛いけどな(笑) ははっ(笑)」





ーーー



梅雨が明け 季節はもう夏 ーー


海は夏を楽しむ人で賑わっていた

沢山の水着姿の人達の中に可愛い女の子の3人組がいた
その中でも一際イイ女がいた



隣にいた天羽が俺に話しかけてきた

「くぁ~♡美人でしかもイイカラダ♡クソムカつくっ!!」

天羽に脇腹を肘打ちされた
「グハッ!… なっ、なにすんだ!」

その太陽のような女性が俺達に気付き駆け寄ってきた


「二人でなにやってるの(笑) 」

俺がその水着姿の彼女を敢えて舐めるように見ると
「いやらしいなぁ~もう♡(笑)」と可愛くたしなめられた

「そうさせるのはいつも君だろ?」

俺の腕が彼女の胸に挟まれながら女の子友達の所に連れていかれた

初めて見る女の子達に俺は天羽と挨拶をすると
彼女は俺を彼氏だと紹介した

太陽みたいにパワフルで天真爛漫な彼女とそれに振り回されてる俺とのパワーバランスは相変わらず変わらないけれど

俺と“恋人” 西田さんとの交際が始まって初めての夏がやってきた


俺と彼女に
熱い風が吹いてきた ーー









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