ひとりを楽しむ

がん、脳梗塞を経験したバツイチ。
残りの人生ひとりを楽しみたいと思っている
おばさんの記録です。

震災のこと

2016年04月16日 | 身辺雑記
阪神淡路大震災は当事者で(最寄駅周辺は震度7だった)
電気やガスが止まった。
食料を買いに行ったら停電でレジが使えず、電卓で計算。
1月の寒い中かなり並んだ記憶がある。
幸いにも住んでるマンションは大丈夫だったけど、
このとき問題に思ったことは「二重ローン」。
分譲マンションが倒壊すると、ローンを払いながら、
次の家を探して家賃を払うことになる。
もしくはもう1回家を買うとまたローンを背負うことになる。
特にマンションは自分の意思だけでは建て替えも容易ではない。
そしてこの当時私は派遣として働いていた。
その派遣先で社員に被害を申告させ補助金を渡すということが行なわれていた。
若い社員が「テレビが壊れたからそれも申告しとこ」と軽々しく言うのを
苦い思いで見ていた。
テレビなど自分で買え。
家も職場も失った人がいるというのに‥。


東日本大震災はテレビで津波で流される家を呆然と見るだけだった。
当時の私はがんで手術して半年、抗がん剤治療でこの先どうなるのかという
不安でいっぱいで、東北の人たちの苦しみにまで思いが及ばなかった。
少しだけ募金はしたけど。


今回の地震はどうにも胸が痛い(今日はかなり胃の調子が悪い)。
きっと私自身が年を取って人生もそこまで長くはないということもあるし、
がんを経験したことや、仕事が全然ダメなことも関係していると思う。
今は生きててよかった、命が助かったと思われている方も
これから家のことなどに思いが及び大変な想いをされると思う。
人間希望を失えばほんとにつらい。
だから「生きていれば希望はあるはず」だと思ってほしい。
私もがんの苦しいときにこの言葉をいつも思っていた。


政府にはきちんとした対応をしてほしい。
東日本大震災のときのように募金を集めたけど、
必要としているところには行っていないということがないように。
そして原発をどうするのか。
考える時期が来ていると思う。


まだまだ、余震や危険な状態が続いています。
お気をつけください。
コメント
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