ひとりを楽しむ

がん、脳梗塞を経験したバツイチ。
残りの人生ひとりを楽しみたいと思っている
おばさんの記録です。

父を見送りました

2022年07月17日 | 身辺雑記

昨日、父を見送ってきました。

火葬場の空きがなかったため昨日になりました。

 

いわゆる、お葬式はせず直葬という形を取りました。

参列者はいとこ夫婦と私の3人です。

母には父の死は伝えていません。

母はまだ父がどこかに行っていると思っていて、

父が入院していることもわかりません。

父が入院してから父と母は1度も会っていません。

当初はほんとにこれでよいのだろうかと思いましたが、

母を病院に連れていって母の様子が変わってしまうと困るので。

 

いとこの旦那さんが車を借りてくれ火葬場に向かったのですが、

いとこの旦那さんもわりと高齢なのでナビの使い方がわからず

道に迷ってしまいました。

9時半集合と言われていたのに着いたのが9時50分近く。

かなり焦りました。

途中でタクシーを拾おうとしましたが拾えず。

もし、父を見送れなかったらどうしようと背筋が寒くなりましたが、

なんとか間に合いました。

 

花束と手紙と写真を棺の上に置き父は旅立ちました。

お骨を見た時は衝撃でした。

長い人生で初めての経験だったので。

お坊さんも呼ばず、戒名もありません。

これは母がまだ認知症でないころから家族だけで送ろうと

決めていましたので父も許してくれると思います。

 

火葬場では涙は出ませんでしたが、

帰りにいとこ夫婦が実家の前を車で通ろうと言ってくれたので

通ってきました。

父が60年住んだ家。

このときは涙が出ました。

母と会えなくて可哀想だったとまた考えました。

 

思えば父が入院する前、家で苦しそうに寝ているときに、

私は家に帰ってきて夜中泣きました。

そして入院してまた父の苦しそうな様子を見た日に

家に帰ってきて夜中に涙が出ました。

亡くなった時はこれで父も楽になったのだと考えると

むしろそれはよかったのではないかと考えました。

ただ、目が覚めると、ああ父はいないんだと思い、

父の入院していた病院に行った時のことが思い出されます。

 

正直、今はまだあんまり何もする気が起こりません。

仕事も穴を空けてしまいましたし、今週は依頼も来ています。

仕事をしている方が気がまぎれるかもしれません。

ただ、まだまだいろいろ手続きがあってゆっくりとはいかない感じです。

 

 

コメント
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