私文書偽造事件のその後（後編）

きのうの続き。
我社の偽造レターを作って就職活動をしていた元運転手の話。
このレター、うちの女性スタッフに作ってもらっただと。
これを聞いては私も黙ってはおられないぞ。
長年働いている彼女はこんなバカなことはやらないとは思う。
思うのだけど、お願いされてついついやったのか…。
やはり直接問いたださねばなるまい、ふぅ。

こういう時は気が重い。
常日頃従業員とは波風立てないように、平和な関係でいたいと思っている。
しかし、どうしても波風立ってしまうのだ。
前回のしょうもない波風はここ

できれば、注意とか意見とか、言いたくない。
が、私が言わず、誰が言う(｀´）
社長？だめです、彼は（インドネシア語できるけど）話さない。
なので結局、文句も注意も意見も、オイラが言うことになるのだ。

おーい社長、あんた、社長なんだから、言ってよ。
このあたり、昔から超不満(-"-)

私：これ、あなた、作った？
「は？作ってないです」
私：彼はあなたが作ったと言ったよ。
「どっちを信じるんですか！」
（やばいな～、やっぱり波風立ってきたじゃんか）
私：じゃ、今ちょっと電話で本人に聞いてみてよ、誰が作ったのか。

ここから元運転手と彼女のバトルが始まったのです。
延々と怒っている彼女、電話口で彼もすごい声で怒鳴っている。
しかし、バリ語のわからない私は、意味不明(-_-;)

インドネシア語はちっとは理解できるのだが、方言（バリ語）は難しい。
従業員は私と話すときはインドネシア語、従業員同士で話すときには
バリ語、私の悪口言うときももちろん、バリ語（苦笑）

で、結局どうなったかって？
結論はあれは元運転手が自分で作ったんだそうです。
でも、それを指導したのがうちの女性スタッフだったようです。
彼女はこういう経験を証明するレターがあると次に就職するとき有利だよ、
ってアドバイスしたそうだ。でも、まさか在籍期間の偽造をするとは
思ってもみなかったようで激怒。

彼女への疑惑も晴れたし、これでよし！と行きたいところだが、
なんとな～く、その日は一日中気まずくなってしまったのでした。

あ～ぁ、経営者って、大変(-"-)