北海道旅行の続きです
10月5日
宗谷岬には
高台に宗谷岬公園があります
8年前の旅行の時は寄らなかったので
今回は立ち寄ってみました
公園内には色々なモニュメントが
点在しています
北海道牛乳生産量百万トン、
飼育乳牛50万頭突破を記念して
昭和46年に建立された
"あけぼの像"
明治35年に国境の備えとして
旧帝国海軍が建設した
"大岬旧海軍望楼"
1943年、宗谷海峡で
旧日本海軍と米海軍の戦闘で
亡くなった方を慰霊するため
1995年に日米合同で建設された
"平和の碑"
公園の中で、鶴が羽を広げて
羽ばたこうとしているような
ひときわ高くそびえる
"祈りの塔"
1983年(昭和58年)9月1日
ニューヨーク発ソウル行きの
大韓航空機が
ソ連の領空を侵犯したとして
サハリン沖でソ連の戦闘機に撃墜され
269名の犠牲者を出した事件の遺族会と
稚内市をはじめ全国から寄せられた浄財で
遭難者の慰霊と、世界恒久平和を願い
2周忌の1985年建立された塔だそうです
高さは、事件のあった1983年に因んで
19.83m
16枚のパネルでできた羽部分は
遭難者の母国の数を
269枚の白御影石は遭難者の数を
表しているそうです
傍にある碑文には
碑文
愛と誓いを捧げる
あなたたちの生きる喜びを一瞬のうちに奪いさったものたちは、いま全世界の人々から糾弾されています。
事件の真相はかならず近い将来にあきらかにされるでしょう
わたしたちは あなたたちの犠牲を決して無駄にはさせません
わたしたちは 生命の尊さと武力のおろかさをひろく世界の人々に訴えていくことを誓います
愛しい人たちよ
安らかにお眠りください
1985年9月1日建立日本大韓航空機事故遺族会
と刻まれていました
ウクライナ紛争はじめ
きな臭い雰囲気が漂う現在にも通じる
内容にも思えます
1988年(昭和63年)
政治、宗教、人種にとらわれる事なく
世界平和祈念を目的に
世界81カ国から集められた
コインやメダルを鋳造してできた
世界平和の鐘
1986年に
国連で採択された、国際平和年に因んで
子育て平和都市を宣言した稚内市が
10周年記念に
市民の熱意で集められた10円玉を元に
建立された
子育て平和の鐘
宗谷海峡を航海する船舶にとっては
重要な目標物になっている
日本最北端にある灯台として有名な
宗谷岬灯台
この公園には
他にも平和に因んだモニュメントがあり
通称、宗谷岬平和公園とも呼ばれる
由縁です
緑地には
草を食むエゾシカも訪れて
平和なひと時の演出をしていました
宗谷岬公園を後にして
次に向かったのは稚内大沼です
大沼は、多い時には
数千羽のコハクチョウが
飛来する事で有名ですが
10月の半ば過ぎになるそうです
湖畔には野鳥観察館があり
職員の方が大麦などの餌を撒くと
間近に白鳥の群れを見れるそうです
この日(10月5日)には残念ながら
1羽も見られませんでした
鴨の群れと
白鳥のモニュメントだけが
出迎えてくれました
対岸には利尻富士が
くっきりと見えていました
次に向かったのはノシャップ岬
よく根室のノサップ岬(納沙布岬)と
間違われますが
漢字表記は、野寒布岬と書きます
ここでも、利尻富士の勇姿が
見られました
公園の中央に
イルカのモニュメントがありました
岬の沖では
時々イルカの大群が見られるそうです
稚内灯台 高さは42.7mは
島根県の日御碕灯台に次いで
日本で2番目に高い灯台だそうです
この先は、稚内から旭川までの
ロングドライブです
日本海に沿った海岸線を走る道路
オロロンラインをドライブしました
しばらく右に利尻富士を眺めながらの
ドライブ
どこまでも真っ直ぐ続くライン
オトンルイ風力発電所の
風車群の迫力に感動
雄大な北海道を感じながらの
ロングドライブでした
この日の宿泊は
9月30日にも宿泊した同じホテルで
実質の北海道旅行は
10月5日のこの日でで終わりました
次の日は、函館まで直行し
お土産などの買い物をした後
20時15分発の青森港行きのフェリーで
帰路につきました
帰りもプライベートドッグルームで
モカと一緒です
このドアからデッキに出られます
今回は函館山からの夜景は
見られませんでした
というのも、この時期は
毎年ロープウェイの法定定期点検があり
1ヶ月半もの間、運行していません
さらに、混雑を避けるため
車も16時〜21時まで通行止めになり
ペット同伴ではバスにも乗れず
足がないので、断念しました
8年前はもう少し早い時期だったので
ペット同伴で登れました
(8年前の画像)
そのかわり、フェリーの
プライベートデッキから
函館港の夜景を見る事ができました
規模は小さかったけれど
楽しかった北海道旅行の
郷愁に浸りながら
静かに、流れるように
移動する夜景を眺めていました
今回の旅行は
B級グルメならぬ
B級旅行とでも言いましょうか
豪華グルメやリッチなホテル
人気観光地巡りではありませんでしたが
モカ家にとっては
キラキラと輝きを放つ
新鮮な感覚を感じられた旅行でした
訪れる人も少なく
その風景に溶け込みながら
楽しめた旅行でした
(秋ひまわり畑)
(家畜用飼料の麦畑)
皆様にとっては、とても退屈な
B級旅行記事だったとは思いますが
北海道の又違った楽しみ方もあると
感じていただけたら、幸いです
長い間
お付き合いありがとうございました
次回からは、又日常の
ちょっとした変化を
掲載したいと思っています
宜しくお願い致します
それでは、また