きまぐれHeart Station

心の駅へようこそ…ちょっとだけ途中下車してみませんか?
なんちゃってシンガーソングライター♪萌香で~す

沈みそうな船で家を目指そう

2007-12-22 13:15:16 | 音楽
昨日は友人のHちゃんと忘年会。

いつもの「自然食ブッフェレストラン」ひな野にて
(常連になったので ブックマークに追加しました。
自然食のレシピもあるのでどうぞ!)


さてさて


みなさんにとって

印象に残った今年見た映画は何かありましたか?



昨日は忘年会の後

久しぶりに映画を見てきたんですよ~!!


今年はあまり映画館へ行けなかったのですが

私にとっては今年一番の映画だったと思いました。




「ONCEダブリンの街角で」
(動画も見られます)


以前 相棒のハートランドから

どこでやっているか教えて」と言われていたのですが
わからなくてそのままにしていた映画でした。


ところが・・・

偶然 先日ギターの先生が見てきたらしく

「主人公が弾くギターはボロボロなのに「なぜあんなに音が良いのか不思議だ!
この映画を見たらMOKAさんも何か変わるかもよ」

と言われて教えて戴いた映画が

この映画だったのです。


そして 実は

この映画は 一日に一回しか上映しておらず

しかも時間は夜の21時10分。


わぁ~!マニアック!

と・・思いきや・・・・

全米で注目の的だった大作だったのです!!!!!
(でも何故このようにひっそりと・・・?)



そして昨日はなんと

最終日!!!!!!

偶然が偶然でないような・・・・

Hちゃんとの忘年会が5時半からだったので
そのあとなら見ることが出来る!!!!

(ほんとうに私って ついているわ・・)



見ているだけで 音楽好きなら特に

幸せになれる・・・そんな映画でした。


最初のシーンはストリートで歌う主人公の姿から始まります。

本当におんぼろのギター・・・・

でも 本当になんて 良い音色なんだろう・・・

不思議・・

そして唄は 一気にハートをわしづかみ。





友情 と恋愛の狭間で生まれる気持ちは、

一緒に音を積み上げ
ハーモニーを生み出すときの感覚に似ている。


相手の音に反応し

来るべき瞬間に
タイミング良く踏み出す…


言葉では照れくさくなる感情表現も
音楽にのせることでより自然に心響く。


ONCE………


ある日、ある時
どこかの街角で
運命というには大げさだけど、
偶然と呼ぶには大切すぎる

小さな奇跡の出会いが自分を変えてゆく…


ダブリンの街角で歌うストリートミュージシャンと

楽器店でピアノを弾くのを楽しみにするチェコの移民女性が出会い

一緒に演奏する喜びを見つけていく

シンプルで心地よいラブストーリー


(インフォメーション抜粋)


久しぶりに良い映画を見ることが出来て
胸が熱くなりました。


彼の唄で

沈みそうな船で家を目指そう

まだ時間はあるから

希望の声を上げろ

自分で選んだ道だ

きっと君はたどり着ける



というフレーズがあります。




自分という船は 荒波の中・・

なかなか前に進まないときもあるけれど

日は昇り また沈み 穏やかな波もあるし

良い風のときもある。

いつも希望を持って進めばいい・・


焦らずゆっくりと時間をかけて行けばいいんだ・・・

きっとたどり着けるよね!と

語り掛けてくれているような唄・・

そっと 勇気をもらえたような気がしました。



そして 私は

主人公の男性と一緒に唄を作ることになった
1人の女性(マルケタ・イルグロヴァ)が
彼の「曲だけ」の音楽を
CDプレイヤーで聞きながら
夜の街を歩くシーンが印象的でした。

歌詞は ただ音を聞いて作るだけではなく

こうして 街並みを歩くことによって浮かぶフレーズがあることを
思い出させてくれました。




この映画を教えてくれた相棒そして先生に

心から ありがとう。


そして いつも私の趣味に

喜んでつき合ってくれるHちゃん

ほんとにサンキュっ!


そんな人たちがそばに居てくれることに

感謝×10ですね!!!




素敵なクリスマスプレゼントになりました。



映画を見たあとの私たちは

とてもほんわかした気持ちになって

「また来年もよろしくね」と手を振り別れ

真夜中の静かな街を

鼻水が垂れても気にせず ・・・・・

ぽかぽかの心のまま

鼻歌を歌いながら自転車をこいで帰ったのでした。