みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 月と負け犬

2016-09-15 21:27:15 | 日記
今日はお月見だ、そしてこの月と負け犬というフレーズは何てあたしにぴったりなのだろう。厚い雲から見え隠れする月を眺めながらあたしは考える。早くも飲食店に挫折した。心のどこかでは飲食店にさえ勤めれば、お金も上がるしいつかは自分のお店、なんて甘い夢を見ていた。いや、あたしの頑張りが結局足りないのだけど、飲食店勤務の前にあたしにはクリアしなくてはならない問題を忘れていた。あたしは高校生のときに拒食症になった。それから過食になり、絵に書いたような典型的な摂食障害になった。それからあまり炭水化物は食べれなくなった。常に食べ物をコントロールして生きてきた。食べれないあたしが飲食店などお門違いだ。頑張って食べようとした、でも舌が味わうことを拒んだ。喉が飲み込むことを拒んだ。体にまとわりつく匂いで眠れなくなった。味見も賄いもろくに口に出来ないあたしになぜ食べ物を扱う仕事が出来ようか。まあ、あたしの中の問題で、要は甘えなんだけど。食べれなかった。あたしは本当にだめだ。なんで頑張れないんだろう?人ばかり羨んでなんでもっと頑張れないんだろう?本当にだめだ。愚痴を言うことさえあつかましい。寂しいと思った。本当に寂しいと思った。そして頑張れないあたしに本当に嫌気が差した。夢を失った。夢は見るものだ、願うもんじょない、と本当に分かった。あたしはまだここを抜け出せない。と言うよりあたしがあたしである限り、抜け出せない。誰かを憎むより、羨むより、願うより、あたしはあたしを変えなければならない。仕事より、家より何より悪いのは全てあたし。憎むべきは全て自分の内にあるのだ。直さなきゃ。まずあたしを直さなきゃ。