零時に床につき、二時前に一回、三時半に一回、五時過ぎにまた目が覚め…
寝て疲れるなんて!
さて母の所に行くか。
昨日の夕飯は車椅子に乗ってテーブルで食べることが出来た。
昼間は介助すればトイレで用を足せるようにもなった。
早く行って手伝ってやらなきゃ!
父にほとほと参っている。反りの合わない親と子はマジでつらい。
他人なら付き合わぬ事も出来るのに。
今までは母というクッションがあったし、たまに会っても関わらないことで自分を守る事が出来た。
今は介護の必要な父がたった一人でいる家に毎日戻らなくてはならない。
去年母が入院した時、父と暮らした数日間で耳が聴こえなくなったこともあった…ストレス性の難聴、あれは恐怖だった。だから今回はこうして伯母の住んでいた此処に泊めて貰っているのだが。
父は私が家に泊まらない不思議にやっと気が付いたらしく「おばあちゃんの部屋に泊まればいいのに」と言い出した。
7月からそうするね、と答えながらシャレにならないくらい父を避けている私に気付き自己嫌悪に陥ってる。
神様仏様ごめんなさい。
私は一生懸命優しく振る舞っています。
食べるものも着るものも薬も、出来る限り不自由なく過ごせるようにしています。
これ以上は出来ません。
昔から今日まで父が私にしたこと、しなかったこと。それを赦すことが出来たら楽になれると分かっているのだけど。
朝食のトレーを下げて病室に戻ったらドクターがいらした。
「今日はどうですか?と聞いたら『上等です』と答えてくれました。」と笑顔でおっしゃる。
ドクターの笑顔を初めて見たことに気付いた。
こんな嬉しそうに笑うんだ…と思ったら又涙か出そうになる。やれやれ、涙腺にしまりがなくなってきたぞ!
転院のことを毎日母と話すようにしている。
見てきてどこが気に入ったのか、とか一緒に説明書を読んで医師や看護師や介護士の数や、サービスの内容も確認する。
酸素していても食堂に連れて行ってくれるんだよ、とか3食ごとに歯を磨くことになってるね、とか入浴出来なくても必ず全身清拭してもらえる、とか項目ごとに一緒に確認。
母も「私ならやってけると思うよ」などと言ってくれる。
でも緊張している様子は伝わって来る。そういう時は少しだけアチラに行ってしまう。
でも今朝は「何かフワア~っといい気持ちがする時があるよ」と穏やかに笑って言ってたから安心も感じてくれているのだとも思う。母が気持ち良さそにウトウトしてるまに私はガストでモーニング。
さて朝寝坊の父の所にもそろそろ顔を出さなくちゃ!
実家のそばに一ヶ月づつの契約でお借りしている駐車場。
私の事情を知った大家さんが、本来のの奥の奥の空き地に停めさせてくれたのだ。
本当のをバックで進んで直角に曲がってその空き地に入る。結構面倒だし腕もいる。
今朝もそこに車を停めていたら大家の奥さんが飛んできて「道路から3つ目が空いたからそこに停めていいよ」と声を掛けてくれた。お借りするのは今月一杯で済むことになりそうです、助かりました、とお礼を言うと来月からも時々来るなら空き地の方に停めていいからね、と言ってくださった。
ありがたや
駅前のデパートで母のスリッパを買った。
契約駐車場の精算機の前で順番を待っていたら若い女の子がいきなり「良かったらどうぞ」とチケットを一枚私の手に差し出す。サービス券だ。
「ありがとう」せっかくだから遠慮なくいただく。
ありがたや
スリッパを持って病院前のに車を置き歩き出した途端、「奥さん!これやるよ」と隣のから出てきたオヂサンが一枚のカードを私にポンと渡す。
商店街で買い物をするとくれるカードだ。当たりでもハズレでも5枚ためるとマックのがもらえる。
「オレ、こっちの人間じゃないデ使わないからサ」
「ありがとうございます」
オヂサンのカードはハズレだったけど有り難くいただく。ありがたや
(実は私も『ロッシー賞』という当りのカードを昨夜コンビニの女の子にあげたのだ)
母を見舞いに来ていた父を乗せて団地のに車を付ける。
足のふらつく父の後ろをゆっくり歩いてたら顔見知りになったオヂィサンが「タイヘンだなあ、これ一本だけど飲みなよ」とビニール袋からビールのロング缶を出して手渡してくれた。
ビニール袋の中には牛乳パックが見える。「女房に牛乳買いに行かされちゃってよ」
「ありがとうございます」有り難くいただく。
実は私は下戸、でもオヂィサンのアッタカイ気持ちが嬉しい。
ありがたや
カードをくれたオヂサンは病院のエレベーターの中まで一緒だった。検査に連れて来た息子さんがいきなり入院になってしまったと辛そうだった。息子さんにパジャマを買ったときに貰ったカードだったみたい。
ビールをくれたオヂィサンは奥さんが白血病で入退院を繰り返してる、と以前言っていた。遠くに娘さんが1人いる。
悲しい人は優しくなるのかな。
駐車サービス券をくれた可愛い女の子は悲しい人じゃなきゃいいな。
病院帰りにソニプラに寄って母に持たせるプラコップを買った。
女の子から貰ったサービス券を使わせて貰った。
ありがとう今日出会った皆さんその優しさが心に沁みます
それともアタシ、物欲しげな顔してたのかなあ
こちらに来てからろくなモノを食っていない
最初は母に滋養のあるものを、とセッセと作っていたが食べさせるのに必死
ふと気が付けば自分は昼も夜も食べるのを忘れてた
今月は殆んどをで過ごしているから、や惣菜のパックを買って済ましている。
父の様子を見に行ったとき軽く食事をとることは可能だが、残念な事に父とは一緒に食べても楽しくない。
体重はこの2ヶ月で3、4キロ減ったけど、それは痩せたのではなく、ただやつれただけで見た目は殆んど変わらない
ザンネン!
余りに気力が落ち込んだので、たまには肉でも喰ってみようかと夜中にガストで唐揚げがのったサラダうどんを食べ、翌日はデニーズで一食1000キロカロリー超えのカツ丼を食べてみた。2日で体重は1キロ
体調は最悪
やはりガストではミニうどんやホーレンソウに豆腐、デニーズではコブサラダや季節の野菜が一番
私って草食系女子です、よろしく
って誰に言ってるんだ