わしが好き勝手に描いとるこの絵本ちうメディアにも、ジツはルールらしきもんがあるけん!。
たとえば対象年齢がさがるにつれて、使うとる紙が厚うなるけん。
これは薄い紙で指を切ったりせんよう事故防止のタメじゃけん!。
それからページ数もキホン決まっとるけん。
印刷コストの関係から、4の倍数マイナス1見開き……、
絵本の場合は2ページにわたってひとつの表現をするけん、ページでのうて見開きの数を数えるけん。
ほとんどの絵本が15見開き、つまり本編が30ページとなっとるけん。
印刷コストの関係とはいうたものの、あんがいコレが絵本として心地いい長さとなっとるけん……。
きょねんはどうしてもこの長さに収めるコトができんでのう、苦肉の策で上下巻に分ける結果になってしもうたけん……。
いや、コレはちょっとしたモンダイじゃけん。
この絵本が出版されたとして、仮に1冊1500えんだとしたら、すべてを読むのに3000えんかかるちうコトじゃけん!。
はなまるのかけうどんが30ぱい食べられる金額じゃけん!。
そこでことしは、多少見開きをふやしても1冊にまとめるコトが目標になったけん。
で、こうなったけん……。
左が一般的な15見開きなんじゃけど、右はなんと23見開きじゃけん!。
仮に出版された場合でも、2冊買うよりおトクじゃろう!。
わしの絵本は読者のおサイフにもやさしいけん!。
でも、内容はあんまりやさしうないけん……。