球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

書斎の夢

2024-08-14 | たぶん難解な話
昔俺は自分の家に書斎が欲しいという夢を持った。しかし、書斎が出来たとして、そこに何の本が入るのだろう。
特に思い入れがあるものを除き、読まなくなった本は基本処分している。不定期に思いつきで行う断捨離のためである。

書斎を自分の思い入れのある本だけで埋め尽くすというのは難題。そんなには思い入れのある本がない。あるいは、思い入れはあるが処分せざるを得なかった本だってある。それを今更買う?いや、買わないだろう。

昔俺が夢に見ていた書斎というのは、一体何のことだったのか。本がある部屋というより、実際は自分が1日そこにいて幸せを感じられる部屋ということだったのではあるまいか。

夢とはこのように歩きながら解像度を上げながら叶えていくものなのかも知れない。
一度近づかないと、それまで抱いていた夢の空虚さが見えないとは思わなかった。






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