もう250字ってのは嘘だな。
今日は同期の発表が朝から控えていたため3時寝の6時起き。
なかなか厳しい。
ところが肝心の彼が寝坊というナイスギャグ(茶化して申し訳ないんだけど)を
かましたので、わりと余裕を持って準備ができた。
今日は学校に着いたらどこまでも寝ようと心に決めていたが、
自分が思っていたほどは寝なかった。
ポスターセッションはなかなか面白い。
自分の研究と関連したことをやっていても面白いし、そうでなくても
少し付け入る隙があれば結構読める。
もっとも、
「一通り説明していただけますか」
という最強の一言があることが発覚したので、学会に行く機会のある方は
まったくわけわからんポスター相手にそういう訊き方をしてもよろしかろうと思う。
すくなくも、ただ部屋をうろつくだけではつまらない。
彼の発表は(彼にとって幸せだったかどうかはともかく)なかなかの盛況であった。
盛況であったとは質問がいっぱい来たということを指す。
お疲れさんだね。
◇
発表が終わった。
僕は今日も福島に帰るつもりだったからここでみんなと別れる。
仙台は'99と比べて大きく変わっていたけれど、ジュンク堂書店はやっぱり生きていた。
そこで"春の雪"を買う。
三島由紀夫の最後の大作"豊饒の海(全4巻構成、新潮文庫)"の1巻目である。
急に読みたくなった。
『この本は後に東京への凱旋の際に私に読まれるが、絢爛豪華な描写とその代償で付いてきた
理系的な報告書としてのすぐれた文章とは程遠い、読点の嵐を私に印象付けた。』
というか、あまり読みやすい文章とは言えず読むのに時間がかかる。
たまにJapaneseみたいな文が出てくる。
※Japaneseとは…
This report made me happy.
を『この報告はわたしを幸せにさせた』と訳す種類の日本語のこと。
僕か兄貴の造語。
だが、先日紹介した『蟹工船』よりはマシだった。
蟹工船は個人でなく団体を主人公に置くという技法で作品の出来をより引き上げたという主旨のことが解説に書いてあったが、
主人公に感情移入する種類の平明な文章を読むことを生業としている僕にはちょっときついものがあった。
◇
話は電車に乗る前まで戻る。
第4の母校、代々木ゼミナール仙台校に出向く。
6年の間に地下道が発達し、仙石線乗り場から直予備校に行ける道ができていた。
東口も妙に発達していた。
代ゼミの前に張ってある
『当校に関係のない方の入校を固く禁止します』
という主旨の張り紙があってたじろいでしまう。
今の僕が入ったら、さすがに予備校生には思われずつかまってしまうのだろうか?
しかし予備校生におっさんくさい顔の人(でも浪人)が入っていったのでそれに勇気を得て入ってみた。
今日は書店は休みで、まさか授業にもぐりこむわけにもいかず結局1Fをうろついただけだった。
というより、この人気(ヒトケ、と読んでください)のなさからして今日は後期に向けた休みのようでもあった。
別につかまりはしなかった。
◇
そして大野に向かう。(福島の田舎駅です。)
仙台駅をそのときぎりぎりまでめいっぱい歩きつくしたことを考えつつ、
やっぱり僕はこの仙台という地もまた愛していることに気がついた。
仙台はパッとしない、と他の人には言うけれど。
多分その程よい人の少なさとそこにいる人のためだろう。
夕飯はサンマの刺身だった。
これも非常に旨くて、実家に帰った価値があるというものだ。
食べたことがない人は食いにおいで。
…昭和的な生活。
阪神がセ・リーグ優勝したのをうっかりTVで見てしまったので
決定した瞬間にファンの先輩にメールした。
長い夜になるということで、うらやましい。
アナウンサーは語った、
"今日は記録尽くしの歴史的な一戦になることでしょう"と。
僕はこの日たまたまTVのある家にいてたまたま見ていたばっかりに、
数十年後今日見たことを偉そうに語るかもしれない。
今日は同期の発表が朝から控えていたため3時寝の6時起き。
なかなか厳しい。
ところが肝心の彼が寝坊というナイスギャグ(茶化して申し訳ないんだけど)を
かましたので、わりと余裕を持って準備ができた。
今日は学校に着いたらどこまでも寝ようと心に決めていたが、
自分が思っていたほどは寝なかった。
ポスターセッションはなかなか面白い。
自分の研究と関連したことをやっていても面白いし、そうでなくても
少し付け入る隙があれば結構読める。
もっとも、
「一通り説明していただけますか」
という最強の一言があることが発覚したので、学会に行く機会のある方は
まったくわけわからんポスター相手にそういう訊き方をしてもよろしかろうと思う。
すくなくも、ただ部屋をうろつくだけではつまらない。
彼の発表は(彼にとって幸せだったかどうかはともかく)なかなかの盛況であった。
盛況であったとは質問がいっぱい来たということを指す。
お疲れさんだね。
◇
発表が終わった。
僕は今日も福島に帰るつもりだったからここでみんなと別れる。
仙台は'99と比べて大きく変わっていたけれど、ジュンク堂書店はやっぱり生きていた。
そこで"春の雪"を買う。
三島由紀夫の最後の大作"豊饒の海(全4巻構成、新潮文庫)"の1巻目である。
急に読みたくなった。
『この本は後に東京への凱旋の際に私に読まれるが、絢爛豪華な描写とその代償で付いてきた
理系的な報告書としてのすぐれた文章とは程遠い、読点の嵐を私に印象付けた。』
というか、あまり読みやすい文章とは言えず読むのに時間がかかる。
たまにJapaneseみたいな文が出てくる。
※Japaneseとは…
This report made me happy.
を『この報告はわたしを幸せにさせた』と訳す種類の日本語のこと。
僕か兄貴の造語。
だが、先日紹介した『蟹工船』よりはマシだった。
蟹工船は個人でなく団体を主人公に置くという技法で作品の出来をより引き上げたという主旨のことが解説に書いてあったが、
主人公に感情移入する種類の平明な文章を読むことを生業としている僕にはちょっときついものがあった。
◇
話は電車に乗る前まで戻る。
第4の母校、代々木ゼミナール仙台校に出向く。
6年の間に地下道が発達し、仙石線乗り場から直予備校に行ける道ができていた。
東口も妙に発達していた。
代ゼミの前に張ってある
『当校に関係のない方の入校を固く禁止します』
という主旨の張り紙があってたじろいでしまう。
今の僕が入ったら、さすがに予備校生には思われずつかまってしまうのだろうか?
しかし予備校生におっさんくさい顔の人(でも浪人)が入っていったのでそれに勇気を得て入ってみた。
今日は書店は休みで、まさか授業にもぐりこむわけにもいかず結局1Fをうろついただけだった。
というより、この人気(ヒトケ、と読んでください)のなさからして今日は後期に向けた休みのようでもあった。
別につかまりはしなかった。
◇
そして大野に向かう。(福島の田舎駅です。)
仙台駅をそのときぎりぎりまでめいっぱい歩きつくしたことを考えつつ、
やっぱり僕はこの仙台という地もまた愛していることに気がついた。
仙台はパッとしない、と他の人には言うけれど。
多分その程よい人の少なさとそこにいる人のためだろう。
夕飯はサンマの刺身だった。
これも非常に旨くて、実家に帰った価値があるというものだ。
食べたことがない人は食いにおいで。
…昭和的な生活。
阪神がセ・リーグ優勝したのをうっかりTVで見てしまったので
決定した瞬間にファンの先輩にメールした。
長い夜になるということで、うらやましい。
アナウンサーは語った、
"今日は記録尽くしの歴史的な一戦になることでしょう"と。
僕はこの日たまたまTVのある家にいてたまたま見ていたばっかりに、
数十年後今日見たことを偉そうに語るかもしれない。