Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

珊瑚のバラ

2010年05月21日 | さんごのアクセサリー
このところ使っている珊瑚のバラのイヤリングです。
きれいなオレンジ色の珊瑚なので、もしかすると西洋珊瑚かもしれません。一番厚いところの厚みがあって彫りが深く、形が顔側から外に三角に出る形なので、丸顔の私に合わせやすいと思って購入した覚えがあります。

金具はバネを使わないネジ方式、K18です。結局、金具がいいものなら、ネジのみのほうがきつく締めても耳が痛くなく、結果として落としにくいので、K18の金具でネジのみ・・・金額もそれなりにソコソコのお値段となり石もそれに見合った質のものとなる・・・が、よいなぁ、と思っています。


珊瑚は女性のお守りといわれます。慈愛や愛情のお守りであり、妊娠・出産のお守りともいわれます。
有機物なので脂で曇ったり虫が喰ったりナフタリンなどで変質したり、手入れや管理には注意が必要です。珊瑚も真珠もナフタリンなどに弱いですが、祖母の遺品の整理をしていたとき、小さな白い玉をつないだ羽織の紐が出てきました。母が「まぁ、これ珊瑚のいいものだったのに真っ白になっちゃって! 防虫材かしら!?」と言っていました。光沢のない真っ白な玉で、珊瑚!?真珠ではなく!?と思いましたが、確かにその羽織紐は、もう珊瑚だったか真珠だったかも分からない状態になっていました。

私は珊瑚の色や温かみのある感触、一つ一つ職人さんが彫刻された手間などが大好きで、小さな手軽なものから良いものまで、色も用途も種類いろいろ。組み合わせたりして、日常使うことも多いです。
珊瑚の成育環境がどんどん悪くなっているそうで年々稀少になり、色がきれいなものや大きさのあるものは、金額よりもそもそも物が少なくなってきたようです。大切にしなくては・・・と思います。
カテゴリー:さんごのアクセサリー

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2 コメント

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珊瑚 (赤坂 うさぎ)
2010-05-22 00:30:51
珊瑚礁と珊瑚の加工品、このギャップがすごいですね。
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珊瑚 (ぴんくこあら)
2010-05-24 09:36:23
そうですね、でも古来からさんご礁から折れて漂着したかけらが「女性のお守り」とされていたようです。
古典物語などに登場する「七宝」にも珊瑚は含まれます。それで加工も始まったのでしょう。
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