出光美術館で開催中の「歌仙の饗宴」展に行ってきました。
佐竹本三十六歌仙が9人、しかも斎宮女御が出るというので、ゼッタイ見るって決めてました。
平日の昼間に行けたので、比較的すいていて助かりました。子供も結婚して趣味の世界を楽しんでいるといったカンジの素敵な有閑マダム(やや高齢寄り)の方々がほとんどでした。
佐竹本は、一人一人表情まで細かく描き込まれていたりして、それは確かに素晴らしかったのですが、評価眼のない私には、確かに男性やお坊様に何億円もとかは・・・ どうしてもお姫様が欲しかった鈍翁の気持ちはよく分かるという感じ。絵の価値がよく分からないので、これにまつわる歴史の物語が魅力を大きくしていると思ってしまいました。
(佐竹本三十六歌仙の歴史ドラマはこちらがお薦めです。)
個人的には、併せて展示に出ていた宗達の「扇面散貼付屏風」を堪能しました。やっぱり琳派好き(笑)。
六曲一双の広い画面に不規則に扇面を散らしているのに、右双は左下に横に4枚、左双は左横に縦に3枚の扇面を等間隔に並べていて、それがなんとも強いリズム感があるのでした。すごいなあ。
それに扇骨の色が赤と黒とか2色になっている扇が数枚。なんとモダンなデザイン!!
扇面の絵も、繊細な秋草などもある一方で「大きく富士山」のような大胆な絵のものもあり、図録を買ってきましたが、図録の写真じゃ良さがぜんっぜん分からないよ!と大いに不満です。
見終わって疲れたところで、美術館からの見事な眺望を堪能してきました。
写真
美術館のHPにある写真
金曜日は夜まで開館していて夜景が見られるそうです。一度くらい行ってみたいな。
佐竹本三十六歌仙が9人、しかも斎宮女御が出るというので、ゼッタイ見るって決めてました。
平日の昼間に行けたので、比較的すいていて助かりました。子供も結婚して趣味の世界を楽しんでいるといったカンジの素敵な有閑マダム(やや高齢寄り)の方々がほとんどでした。
佐竹本は、一人一人表情まで細かく描き込まれていたりして、それは確かに素晴らしかったのですが、評価眼のない私には、確かに男性やお坊様に何億円もとかは・・・ どうしてもお姫様が欲しかった鈍翁の気持ちはよく分かるという感じ。絵の価値がよく分からないので、これにまつわる歴史の物語が魅力を大きくしていると思ってしまいました。
(佐竹本三十六歌仙の歴史ドラマはこちらがお薦めです。)
個人的には、併せて展示に出ていた宗達の「扇面散貼付屏風」を堪能しました。やっぱり琳派好き(笑)。
六曲一双の広い画面に不規則に扇面を散らしているのに、右双は左下に横に4枚、左双は左横に縦に3枚の扇面を等間隔に並べていて、それがなんとも強いリズム感があるのでした。すごいなあ。
それに扇骨の色が赤と黒とか2色になっている扇が数枚。なんとモダンなデザイン!!
扇面の絵も、繊細な秋草などもある一方で「大きく富士山」のような大胆な絵のものもあり、図録を買ってきましたが、図録の写真じゃ良さがぜんっぜん分からないよ!と大いに不満です。
見終わって疲れたところで、美術館からの見事な眺望を堪能してきました。
写真
美術館のHPにある写真
金曜日は夜まで開館していて夜景が見られるそうです。一度くらい行ってみたいな。
思わずライブドアの株式分割を連想したのは、考えすぎでしょうか。
以上
佐竹本三十六歌仙絵巻の各断簡はそれぞれ何回かづつ所有者を変えていて、三井財閥の創始者を始め、その時代時代の花形産業のキーパーソンで大富豪だそうです。
国際的にも、Microsoftのビル・ゲイツはレオナルド・ダ・ヴィンチの貴重なレスター手稿を所有し、保存に配慮しつつ公開もし研究を許可しています。日本でも、IT産業のキーパーソンが佐竹本絵巻の所有者に名を連ねるようになっても不思議はないです。
ライブドアが彼らの目標どおり「世界一」になれば、創設者もそういう文化的な役割も担いたくなったかもしれませんし、粉飾や株価の演出をして「世界一」になるようでは、そういう境地には達しなかったかもしれません。
佐竹本三十六歌仙絵巻のドラマについてご興味がありましたら、3/31のブログで本をご紹介していますので、ご参考までに。