Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

濃紺の紬に帯あわせいろいろ

2020年12月11日 | fashion
ずいぶん前に、叔母から母へ譲り受け、私が着ている紬です。
何年かかかっていますが、試行錯誤しながら、複数の帯での着回しを実現しました。
着付けのうまいヘタを見るのが目的ではなく、着物と帯のコーディネートを振り返って今後のための勉強にするということです。

えー、基本の帯合わせ。
母の時代の帯です。よくリサイクル着物に超お安く出てるタイプですよね。

悪くないけれど、昭和のファッションじゃない?これは! さすが、母がこれならこれと言うだけあります。

帯をもっと明るい、鮮やかな赤にしてみる。

ちょ、ちょっとコントラストが強すぎ、あるいは帯が派手すぎるかしら。若い人ならベリーグッド。

ということで、すこ~しだけ落ち着いた赤のトーンに白の柄が見える帯に。帯締めもブルーなぞを試す。。。


ちょっと季節変わって梅が咲くころ。もう帰り際の写真で帯締めに乱れが。。。 そこはご容赦、ほら、そこを見るための整理じゃないから!
薄ーいピンクにグレーの花の柄です。
これはこれで、梅の季節の雰囲気でてますよね。


そこから2年ほど。
さてここからは今年。子どもを送り出してからお稽古に出る前、1時間に1本のバスを逃すまいと15分~20分で着付けたシリーズです。
年もとるし、赤はぼちぼち派手かしら、着物のトーンに近づけてみる。。。?
柄が見えないとすごい渋いですが、絞りで夜空の三日月の下を走る汽車の帯なんですよ。

先生はこの組合せが一番お好きとのご意見。
しかしさすがに渋くしすぎだったカモ。帯揚げも白ですし。

そこで、裾回しに合わせて黄土色系を締めてみました。黄土色からモスグリーンへグラデーションのある帯です。帯揚げも茶に。

さすがに安定する。安定するけど、安定じゃ物足りない?

もしかしたら意外と合うかも…と気になっていた帯を試してみることにしました。
赤紫のような色に、市松にグリーンで松皮菱と白で蔦がはいっています。帯締をブルーと白のねじりに。。。

うーんっ、やっぱり濃すぎる、明度が低すぎる?
お茶の先輩の意見は「帯締めが着物の柄と近すぎるからじゃないかしら」
なるほどー。イエロー系の帯締めのほうがインパクトがあったか!?

さすがに限界を感じ、帯締めだけ新たに出してきて載せてみました。

なるほどインパクトは出る? でもやっぱりイメージが少し違ーう! ダメか、この帯。面白いと思ったんだけどなあ!

そこで、淡い色にシンプル柄の帯を試す!

うん。帯合わせ的にはこれでしょうか。帯揚げもいい感じです。

帯締め。これでOKですが、想像より落ち着いちゃった!

これももう、お試しだけ。


あるいは逆に溶け込ませてみる。。。


これ、いいかも!
次、機会があればこれで着てみたいと思います。

というか、着る前に組んでみて決めておけばいいんですよね。時間のゆとりがないのにきもの着よう、というムリのしわ寄せが、着てみたらコーディネートがいまいち?という結果になっている★


しかし、帯締めの効果大きいってほんとなのねー!
なかなか奥が深いっ!



過去の投稿から、着物と帯のコーディネート練習ノート。

ピンクの小紋に帯あわせいろいろ

梅に鶯の小紋に帯あわせいろいろ

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (おたかさん)
2020-12-16 21:44:04
着物と帯の組み合わせは、悩ましいですよね
でもどれもそれなりにいいですね😊

帯締めでもガラリと雰囲気変わりますが、このように一枚の着物に沢山の帯を合わせた画像を一挙に見ると、とても参考になります
返信する
Unknown (ぴんくこあら)
2020-12-17 08:09:09
何を合せてもいい、けど、合せる帯によってぜんぜん変わるんですよね。
悩ましいし、あっこれ気に入った!というコーディネートができると嬉しいですね。やってみないと分からないところが難しいです。
返信する

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