
チケットをいただけることがあって、先日、江戸博の特別展「五百羅漢」を観てきました。
増上寺秘蔵の仏画100幅 一挙公開!
豪華です。
しかし、伺ってみたらさすが五百羅漢。延々と羅漢さんです。
きれいな女性とか、登場しない。。。
かといって渋い仏画かというと、色彩鮮やか、場面も様々、食事あり浴室シーンあり裁縫シーンあり建築現場あり、地震あり台風あり、動物園?あり竜宮あり天国あり地獄あり。
多彩にして迫力があります。
興味深かったのが、羅漢さんの手にする宝珠や仏像から、邪鬼を退けたり善人を助けたりする光線が発すること。
解説板に「ビーム」と書いているのも面白い
いやービーム出ちゃっているよと笑ってしまうのですが、羅漢さんの厳しい表情と併せて、なんとも迫力があります。
仏力の迫力を演出する描法なのでしょう。
ビームの威力を楽しみながら観て行ったら、後半、とうとう、宝珠を持つ羅漢さんの腕が伸びてしまいました!
いやびっくり。
増上寺秘蔵の仏画に、少年マンガかテレビアニメのような表現法です。
それが決して稚拙などでなく、効果的に仏力を感じさせるからよけい驚いてしまいます。
しかし狩野一信は数巻を残して病に倒れ、最後の10巻は下絵を描いただけ、あるいはまったく関与できなかったか、没後の製作か… とのこと。
それが、気の毒なほど、絵のレベルが落ちます。弟子が仕上げたって、師と弟子でそんなにも差があるものなのか…
細かい技術どうこうでなく、構図、羅漢の存在感、絵としてのパワー。
きれいな色のきれいでない羅漢さんばかりの絵を見て、いろいろ感銘をうけて帰ってまいりました。
増上寺秘蔵の仏画100幅 一挙公開!
豪華です。
しかし、伺ってみたらさすが五百羅漢。延々と羅漢さんです。
きれいな女性とか、登場しない。。。

かといって渋い仏画かというと、色彩鮮やか、場面も様々、食事あり浴室シーンあり裁縫シーンあり建築現場あり、地震あり台風あり、動物園?あり竜宮あり天国あり地獄あり。
多彩にして迫力があります。
興味深かったのが、羅漢さんの手にする宝珠や仏像から、邪鬼を退けたり善人を助けたりする光線が発すること。
解説板に「ビーム」と書いているのも面白い

いやービーム出ちゃっているよと笑ってしまうのですが、羅漢さんの厳しい表情と併せて、なんとも迫力があります。
仏力の迫力を演出する描法なのでしょう。
ビームの威力を楽しみながら観て行ったら、後半、とうとう、宝珠を持つ羅漢さんの腕が伸びてしまいました!
いやびっくり。
増上寺秘蔵の仏画に、少年マンガかテレビアニメのような表現法です。
それが決して稚拙などでなく、効果的に仏力を感じさせるからよけい驚いてしまいます。
しかし狩野一信は数巻を残して病に倒れ、最後の10巻は下絵を描いただけ、あるいはまったく関与できなかったか、没後の製作か… とのこと。
それが、気の毒なほど、絵のレベルが落ちます。弟子が仕上げたって、師と弟子でそんなにも差があるものなのか…
細かい技術どうこうでなく、構図、羅漢の存在感、絵としてのパワー。
きれいな色のきれいでない羅漢さんばかりの絵を見て、いろいろ感銘をうけて帰ってまいりました。