
小田急百貨店で開催中の「大黄金展」で、秀吉が利休に作らせたという黄金の茶室が再現されて展示されていました。
黄金の茶室は有名ですが、直木賞受賞作『利休にたずねよ』でも特に利休と秀吉の関係に印象的な描かれ方をしていました。忘れられないシーンの一つです。
デパートの催事場は蛍光灯で明るいためキンキラしていましたが、桃山時代、城や内裏の中の陰翳の中では、もっと深い光で摩訶不思議な空間となっていたのでしょうね。
さて、会場には点茶席が設けられており、黄金の茶釜と茶碗でお薄が振舞われていました。
滅多にない貴重な機会ですので、一服いただいてきました。

お菓子も、金粉をあしらった真っ白な薯蕷饅頭で、割ると中は赤い餡でした。そこまで黄金の茶室に倣うか! お話によると今回のために誂えられたお饅頭とのこと。納得。
頂いたお薄は、お薄にも金粉がふりかけられ、金のお茶碗がずっしりと重く、熱伝導が高く熱くて持てないため袱紗ごとお渡しいただくようで、口あたりが固く、お茶のお味がどうというのでなく、どうも落ち着いてお茶をいただけた心境ではありませんでした
いただいてみて思うに、実用面から考えると、金の抹茶茶碗というのは、陶器に金蒔絵などした陶胎漆器だったのではないでしょうかね~。。。
それにしても貴重な体験をさせていただきました。。。
380万円のお茶碗で金粉入りのお薄を500円で
黄金の茶室は有名ですが、直木賞受賞作『利休にたずねよ』でも特に利休と秀吉の関係に印象的な描かれ方をしていました。忘れられないシーンの一つです。
デパートの催事場は蛍光灯で明るいためキンキラしていましたが、桃山時代、城や内裏の中の陰翳の中では、もっと深い光で摩訶不思議な空間となっていたのでしょうね。
さて、会場には点茶席が設けられており、黄金の茶釜と茶碗でお薄が振舞われていました。
滅多にない貴重な機会ですので、一服いただいてきました。

お菓子も、金粉をあしらった真っ白な薯蕷饅頭で、割ると中は赤い餡でした。そこまで黄金の茶室に倣うか! お話によると今回のために誂えられたお饅頭とのこと。納得。
頂いたお薄は、お薄にも金粉がふりかけられ、金のお茶碗がずっしりと重く、熱伝導が高く熱くて持てないため袱紗ごとお渡しいただくようで、口あたりが固く、お茶のお味がどうというのでなく、どうも落ち着いてお茶をいただけた心境ではありませんでした

いただいてみて思うに、実用面から考えると、金の抹茶茶碗というのは、陶器に金蒔絵などした陶胎漆器だったのではないでしょうかね~。。。
それにしても貴重な体験をさせていただきました。。。
380万円のお茶碗で金粉入りのお薄を500円で

どの文化も強烈な個性のバリエーションの歴史ではないでしょうか。そうそう単純ではありません。
『利休にたずねよ』、さすが人気作、直木賞作だけのことはあります。いかがですか?