Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

炉開き家族茶会 ~初めてのお点法、もどき?

2021年11月29日 | 茶道
大きい契約が1つは片付いたけれどまだあと始末で関係者はいろいろ言って来るし、コロナが下火になって町内会やPTAも少し動き始めて、自粛の一言で片づけていた活動も急に始まったり。暮れの用事も多いというのに、バタバタしています。

一方では子どもが「お茶会~、こんどママにお茶の作り方教わって作るんだ~」と言っているし。
とにもかくにも。
一回やろう!
子どもの習い事の送迎ついでに、こんどはおばあちゃんが好きな黄身しぐれを買ってきました。

う~ん。まあ、町の古い小さい和菓子屋さんで、もう一声といえばもう一声なお菓子なのですが、大きくて格別お安いお値段でいただけるだけの価値はあり、です。

月世界と猫の落雁も。


菓子器は、旦那さんに出してもらって、源内焼と九谷です。


お茶は、これも急遽買っておいた某大袋の宇治抹茶を。
大人は「ふつう。」「悪くはない」との感想ですが、子どもは「やっぱり苦~い!!」
ちょっとうちの子、お薄に舌が肥えすぎかも
確かに宗家好みのお茶よりはだいぶ落ちるかもですけど… そんなとこだけ英才教育しすぎたようです


さて、そこから。
「お茶点てるんでしょ?」


さーたいへんです。
初めての方に点法を説明するどころではありません。
「ひしゃくってどれ?」
「ふし???」
という段階から、イキナリお茶を点てるのですから…
あ~、茶盆での子ども茶道体験教室とか、いちど見学しておけばよかったなぁ。。。どう説明してるんだ、これ

でも、いちおう茶碗は両手で扱って落とさないし。なんとなく、身についていることはある。これは経験値だなあ
写真を見返すと、サマになっています。。。




あっ左手で、まいっか、右手は届かないだろう…


「お湯を汲む前にお釜の中のお湯をぐるーっと、反対、時計回りがいいなぁ」
ぐるぐる。


「最後にお茶碗の中で乙(習ってないネ)…Zを書いて…」
「ぜっと?」
これはどうもならん。手を添えて「こうやって…」

子どもがお茶室で初めてお点法(もどき)をやって点てたお薄。
家族で一口ずついただきました。
悪くなかった、(このお抹茶でなら)十分おいしいお薄でした。
上出来上出来



道具組は、中尾哲彰さん銀河釉の茶碗に、しばらく前に入手した小さい棗。これは真っ黒に見えますが、木目“模様”の、お気に入り。言われてよくよく見なければ分からない。いや、考えればわかる、黒漆なのに木目があるのです。。。
あとは常住のもので、弓野焼の松の水指、焼〆の南蛮建水。
そしてこれも少し前に遊びで入手してしまった、唐子の蓋置。
「今日はミニこうちゃんにもがんばってもらいます」


蕗の傘さす子には、ママはちょっとした思い出があるのですよ
煎茶道具かもしれませんが、いいんです、お茶好きの子どもがいるからできるお遊びです。
重い方もがんばる!(笑)


子ども、何をがんばるんだろうと見に来ていました。

とにもかくにも、でしたが、何はさておき、しばし楽しい時間を過ごすことができました。

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