頬袋日記

いまいち飼育法の確立されてない動物「ハムスター」に翻弄されっぱなしの「ニンゲン」の観察記録。

野菜を食べさせるということ

2013-12-14 10:15:00 | 食事のこと
うっかり勘違いしそうになりますが野菜というのは自然界に存在するものではなくて、自然界に存在していた植物を人間の味覚や栄養に合わせて品種改良を繰り返した結果、生まれたものです。よってその栄養組成はあくまでも人間向きであり、ハムスター向けではありません。人間が食べてもほとんど害は無いけどハムスターには毒、というネギやニラのようなのもあれば、人間にとっては栄養豊富だしハムスターも食べられるが、栄養過多のため結局害になる可能性があるという小松菜や青梗菜のような野菜もあります。

そう考えるとハムスターに野菜を食べさせるというのは案外リスキーで、ドッグフードやキャットフードをハムスターに食べさせるようなもの…いや、人間用のサプリメントをハムスターに与えるようなものかもしれません。

とはいえハムスターが野生下で食していた植物を入手するのは実質不可能です。それをいったらペレットだって自然界に存在していないし、ペレットの栄養組成じたいハムスターではなくラットやマウス向けに作られたものを多少変えただけと言えなくもないです。
詰まるところは、ハムスターに何を食べさせたらいいのか、わかっているようで全くわからないのです。

栄養過多によるリスクを考えると、飼育書などで推奨されている緑黄色野菜を豊富に与えるよりも、逆にキャベツや白菜などのような、栄養的には乏しいと言われる野菜の方が害がないのかもしれません。栄養の面ではペレットだけ与えていたら十分なわけですし、敢えて野菜を与える必要はないのかもしれません。
ただ、水分補給や「食べる楽しみ」と言った面で、野菜を始め副食の存在は欠かせないと思っています。


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