先日、多摩センターに行った時に丸善に寄ったが、生物関係の本が充実していて、これでもかというほど本棚に並んでいる。
もちろん、売り場面積が広いので他の関係の本の種類も多い。
「ホソカタムシの誘惑」 (青木淳一著)という本を手に取って、ざっと見るとこれが面白い。
ホソカタムシというのは何となく知っていたが、詳しくはわからない。
「体長は10mmを越えるものもいるが、3mm以下が多い。体は細長く、左右の側面は平行のものが多い。色は黒や褐色で地味なものが多い。」らしい。
これなら、パソコン内の不明甲虫の中にいるかもしれないと、帰宅後チェックしてみると。出てきた。
これは、ホソカタムシの仲間ではないだろうか?
2年前の3月に朽木の中にいたのを見つけた。
これを別の木に乗せて撮影したのがこちら。
ツヤナガヒラタホソカタムシという長い名前ではないかと思うがどうでしょう。
違っていたら、ご指摘願います。
以前、ヒサゴホソカタムシというのをこのブログに載せたが、全く違うかたちである。
調べてみると、古い百科事典にはホソカタムシ科というのが載っているが、今はムキヒゲホソカタムシ科とコブゴミムシダマシ科のようだ。
何でここにゴミムシダマシが出てくるのか、不思議だが??
ツヤナガヒラタホソカタムシと、ヒサゴホソカタムシはコブゴミムシダマシ科。
さらに、ツツホソカタムシ科というのがあり、これはホソカタムシ類だったが別れて今では仲間ではないようだ。
「日本産ホソカタムシ類のチェックリスト」というのがありましたが、これが最新情報だろうか?
このあたりの甲虫はなかなかわかりにくいので、パソコン内の不明甲虫がどんどん増えていってしまう。
冬は虫本を読みふけるのによい季節です(^_^)
甲虫をいろいろ見ているとこういう渋くて小さな甲虫にも興味が沸いてきますが
名前がいっこうに頭に入ってきません…
まだまだ面白い本がありそうなので、気が付いたら載せるようにします。