先月のことですが、草原で虫を探していて、昆虫の卵を見つけた。
2列にきちんと並べて産み付けられた卵なので、多分カメムシのようだ。
少し拡大してみる。
特徴のある形なので、帰宅後調べるとマルカメムシの卵だった。
そうか、マルカメムシは卵を産むときに共生細菌入りのカプセルも一緒に産み付けると聞いていたので、もっとよく撮影すればよかった。
でも最初の写真を最大に拡大してみると、かすかに上の方の卵の下に、黒いカプセル状のものが見えた。
幼虫は生まれてすぐに、このカプセルから母親の腸内細菌イシカワエラを手に入れるという事だ。
以前、長池公園生き物図鑑の勉強会で、「マルカメムシ類と腸内細菌イシカワエラの絶対的共生システム」というのをやったので、その資料を読み直してみると面白かった。
マルカメムシの仲間はそれぞれ自分に適した腸内細菌を持っている。このカプセルから腸内細菌を吸えなかったカメムシは成長できないか、繁殖できない。などいろいろと書かれていた。
今後、マルカメムシの卵を見つけたら、きちんと撮影してみよう。
じっくり撮影すると面白そうですね。
マルカメムシの
卵の形面白いですね。
こんな感じなんですね