晴れていると、そわそわし始めてじっと家にいられない気分ですが、今日のように風も強く、しとしとと雨も降っていると落ち着いて家にいることができるのがいい。
遊歩道沿いの樹々が揺れている。
やや強い風の音と、小さな雨の音、それに少し遠くで鳴くウグイスの声を聴きながら、丁寧にいれたコーヒーを飲んでいます。
今日は地元の話題です。
まず、この写真は何でしょうか?
即答できた人は相当な虫マニアですかね。
拡大すると、こんな感じです。
これでもちょっとわかりにくいですが、じっと見ると見えてきます。
細い枯れ枝が折れたように見えますが、少し太い枯れ枝にしがみついた虫がいます。
実は地元にいるはずと、何年も探していて出会えなかったコブスジサビカミキリです。
先日、クズが沢山ある道路わきで、いつもの仲間と何かいないかと探していると、例によって目のいいWさんが見つけてくれた。
この角度だともう少しわかりやすい。
この枯れ枝が折れた様な尻の先端はどうなっているのだろう。
こんな拡大写真の一部ではとても虫には見えないが、上翅の先がこのようになって、枯れ枝の筋の先が出っ張って折れているような形になっていた。
落ちて死んだふりをされると、それこそ枯れ枝で、これが枯葉や枯れ枝がいっぱいの地面だったら、それこそ見つけられない。
歩いているともう少しカミキリらしいのだが。
でも小さくて、6mmくらいだろうか。
それほど珍しいカミキリではないようだが、いずれにしろ、長年出会えなかったのに、やっと出会えてよかった。
翅を開いた時の先端を見たいが、ネットでも出てこない。
今度は、飛ぶところを撮影しよう。
いやいや苦労しましたね、何年かかったのかな。見られて嬉しい。お尻もそうですが、鞘羽も枯れ枝にしか見えませんね。地元にも居る事が確認できて、楽しみが増えました。
なん年前からですかね、探し始めたのは。
これからは、様子がわかったので、もっと探し出せるでしょう。
Wさんは目がいいのですね。
それにしても写真の写りが素晴らしです。
こんな小さな体に、これだけ精巧な擬態を施されたら、見つけるのはかなり困難でしょうね。
お尻の、折れた枝に見える部分は、毛で表現されているんですね。
これだけクリアな画像だと、良く分かりますね。
これを見つけた時は、シロオビチビカミキリの様にファイティングポーズをしていた様です。その後、もう1匹見つけた様です。
これを探せる眼になりたいです。
確かにこの擬態には驚きます。
どうしてこの形を手に入れたのだろう。
固まったら、とてもカミキリとは思えないです。