今年の正月は相変わらず新型コロナの猛威ですが、東京の天候は穏やかな晴れが続いている。
今年も、のんびりこのブログを更新していこうと思っています。
昨年の暮れから近所で毎日のように撮影しているものが二つある。
ひとつは小さな池に今冬も来たカワセミ。
このブログに野鳥を載せたのは初めてですね。
昆虫以外は「南大沢季節便り」に載せていますのでそちらをご覧ください。 → クリック
さて、もう一つはこれです。
昆虫好きの方はすぐわかると思いますが、一般の方はナニコレですね。
実は題名にははっきり書かなかったのですが、越冬中のムラサキツバメというシジミチョウの集団です。
4年前に1kmほど離れたところのアオキで10頭ほどで越冬しているムラサキツバメを見て以来、我が家の周りにもいるはずとずっと探していたのですが、例によって発見名人のWさんが至近距離でそれもシュロの葉で見つけました。
シュロの葉で越冬するとはびっくりです。
それに50頭以上の集団というのも、またびっくりです。
ムラサキツバメの食草はマテバシイなのですが、これは遊歩道などに結構あり、以前は珍しかったムラサキツバメもかなり目にするようになってきた。
自分の部屋の窓の外にもマテバシイがあり、以前幼虫を保護して育てブログに載せたたこともあります。→クリック
集団越冬を拡大してみるとこんな感じです。
翅を傾けて寄せ集まっています。
昼頃になり陽があたって暖かくなると動き出すのがいて翅を開き歩き回る。
そして準備体操が終わると飛立つ。
陽当たりの良い地面の落ち葉の上で日光浴するメス。
メスは青い部分が光ってきれいで目立つ。
ところがオスは目立たない。
どこにいるかわかりますか?
中央左下で、拡大するとこの葉の上です。
何しろ黒くてわかりにくいが、翅の角度によっては、若干赤く見えたり青く見えたりする。
そして陽が傾くとまた集団の中にすっと入ってしまう。
雨が降ったり、強風の時もあったのですが、集団の数が増えたり減ったりして違う場所に移動するのもいるようです。
これらの写真は何日かにわたって撮影したものです。
最大の時は55くらい、減ると30くらいの時もあるが、春までこのままここにとどまるのだろうか。
以前は雪の日にだいぶ地面に落ちたものもいたようですが、今年は雪が降るのだろうか?
春まで見て行こうと思います。
ムラサキツバメに似ていてやや小型で青みが強いムラサキシジミがいますが、こちらは数も多く見る機会も多い。
ムラサキツバメは尻尾のような尾状突起がありますがムラサキシジミにはないので見分けられます。
どんな1年になるのかはわかりませんが、今年もよろしくお願いいたします。
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