意識を外すとトラブルが起きやすいです。
特別支援学校でも、特別支援学級でも、
子供たちに常に意識を向けていることが大切です。
特に、認知発達が2~3歳の児童生徒の場合です。
・やり取りが単語程度である。
・相手に対する意識が単発的で持続しない。
・音や光刺激など感覚運動の世界を好んでいる。(まだ脱しきれない)
そのような子を日常生活で見ている場合は意識をある程度は、
常に向けていないといけません。
意識を外して、他の教員と話し続けると、その子に対する意識のロックが外れて、
衝動的な行動が飛び出す場合があります。
これは、見通しを持つことの弱さを抱えていると同時に、
ひっかく、押す、落とす、投げるなどの行動で、反射的な動きを求めてしまう、
いわゆる衝動性が出てしまうためです。
人に見られている、意識が向いているというのは、
生存本能にかかわる問題なので、どんなに低い認知の場合も
それは分かるのです。
意識を外してしまい、その子が友達をひっかいてしまったら、
双方の子のご家庭に電話をしなければなりません。
また、思わぬケガにもつながりません。
意識を外してはいけません。