アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

信用ってなんだ?

2005年11月24日 23時12分51秒 | Weblog
一級建築士が起こした、手抜きマンションの問題

マンションやホテルの設計で手抜きをして、バレないと思っていたのでしょうか。
もしも人身に関わるような事故が起こったら、どうするつもりだったのでしょうか。

どこかの他人の命よりも、目の前の現金の方が良かったのでしょうね。
くだんの建築士はベンツに乗っていたそうですが、そんな金で買ったベンツで、自分が偉くなったように思えたのでしょうか。

私にとっては、常識だと思っていた想像力が欠落していて、当たり前だと思っていた価値観が狂っているとしか思えません。

世の中には、お金で買えないものがあります。ヒルズ族は人の命も金で買えると言うかも知れませんが、やっぱり人間には寿命があって、たとえ金持ちでも病気になることもあり、時が来れば当たり前に死んでいくのではないでしょうか。

それに信用だって、お金じゃ買えません。くだんの建築士が、たとえ立て替え費用を全額弁償したからといっても(もちろん不可能ですが)だれが次の仕事を頼むというのでしょうか。
一級建築士という資格は、仕事に対する信用の証(あかし)だったのではないのですか。

例えば、お金はあっても信用が無いから、ヒルズ族は苦労しているんじゃないでしょうか。
世間に顔を売って、信用を得たいがために、家賃の馬鹿高いヒルズに住んで、赤字のプロ野球なんかに金を使っているんじゃないですか。

私は、もちろん貧乏よりは金持ちが良いけれど、健康や信用を失ってまで、お金を稼ぎたいとは思いません。

もっとも現状では金持ちになる目はありませんので、宝くじに夢を託そうと思っていますが──

今日はちょっと寂しいブログになってしまいました。