アル中雀の二枚舌

アル中、ヘビースモーカー、メタボで脂肪肝、おまけにトドメの脳出血&片麻痺──現在、絶賛断酒中。そんな中年男の独り言

ラテンだね

2010年10月14日 11時50分15秒 | Weblog
チリの鉱山事故の救出で、助け出された人が、見物人に「オレとハグしたいヤツはいるか」なんて叫んでいるのを見て、ラテンだなぁ、って感心しました。
たまたま、生存が確認出来たから良かったけれど、今までなら、助からない、って見捨てられていてもおかしくないケースですよね。
あの脳天気は日本人も見習うべきかも、です。
えっと、気になったのは、あのフェニックスとか何とか言うチューブが、一人出すたんびに、地上で待機していること。日本人の感覚としては、効率を考えて、すぐに地下に戻すでしょう。
どうやら、失敗が許されない状況で、一回ずつ、きちっと点検してから、運行しているそうです。このへんも、ラテンだな、って感じる所で、
日本人なら、機材の耐久性を計算して、厳密な運行スケジュールを組んでると思うのですが……
四分の三症候群っていう病気があるって、初めて知りました。
目標があると、その四分の三くらいでくじけちゃうそうで、だから、救出の目処について閉じこめられた人に教えなかったそうです。
っていうか、33人目を救出した後、お祭り騒ぎになっていますけれど、まだ救助隊員が残っているってこと、忘れてないよね。
最後に救出されたのは、リーダーの人。こういう時、普段から嫌われている上司とかだったら悲惨だね。真っ暗闇の坑道で、頭を石でガツンとやられても分からないもの。
ミステリーが一冊書けそう。
チリだから、まだ淡々と作業しているけれど、これがブラジルあたりだったら、もうお祭り間違いなし、みんなでサンバ踊ったりして。
でもって、真っ暗闇の坑道に、ポツンとひとりレスキュー隊員が残されて、膝を抱えて座り込んだまま、シクシク泣いている姿を思い浮かべるのは、私だけ?