今日は、休日であり、お盆でもあり、政府から南海トラフの危険性から旅行などの自粛要請も相まって、都会の道はがらがらです。
いつもは、5分から10分程度の遅れ運行になるような便も、時間通りキッチリと運行できます。
また、都会はなんだかんだ云って、道が広く整備されています。
路上の駐停車車両も少ないことから、最高にスムーズに運行できました。
何時もこんな感じだと、最高の仕事なのですが、そうはいかないのが世の常と思います。
逆に、田舎の道は、何時も道は空いていますが、バスの運行に邪魔になる木の枝や飛び出た障害物などがあります。
また、道も広かったり狭かったりと不規則で、都会とは違った意味の大変さがあります。
以前、田舎のバス会社にいた時は、地震で電信柱が若干傾いていることに気付かず、左のミラーを割ったことがありました。
バスを運転する時には、サイドミラーの出っ張りにも注意が必要です。
その為、バスは通常中央線の内側10cm位に合わせ、キープライトで走行します。
よく一般ドライバーが、狭い道をバスがそこそこのスピードで走行することに驚かれます。
しかし、バスが中央線からはみ出さなければ、基本的に普通の速度で車とすれ違っても問題ありません。
この事さえ知っていれば、普通車と同じようにバスを走らせることが基本的に出来ます。
ただし、田舎のバス運行は、不規則な道や障害物で一概に基本通りにいかないことがあります。
木の枝など、何時も定位置にあるわけではありません。
その為、漫然とした運転は、ミラーを割ったりする事故のもとです。
ここが田舎にきたバス運転士が、はじめに面食らう部分です。
田舎には、田舎の難しさがあります。こう考えると、何時も違う道を走行する貸切バスの運転士の凄さに脱帽します。
本日は、田舎のバス運行の難しい点について言及させていただきました。