35度以上の炎天下が続いています。この様な中では、クーラーの設定が重要になります。
最近の新車のバスのクーラーは、この夏の炎天下も想定して、全開にするとかなり車内が冷える仕様になっています。
先日、バスのクーラーを全開にして走行していたところ、乗客から寒すぎるとのクレームをいただきました。
運転席は車内に比べて、クーラーもヒーターも効きが弱い傾向にあります。
その為、運転士が炎天下の中で快適に運行しようと思うと、クーラーを全開にしがちです。
しかし、乗客の側から感じるとエアコンが効きすぎている様に感じられるようです。
困ったと思い、クーラーを弱にすると逆に効きが弱くなりすぎて、走行に支障が出そうです。
クーラーの効きが弱くなると、頭がボーとして事故やミスを誘発する原因になります。
特にバス停飛ばしなどの、単純ミスが増えます。
そんな中、先輩運転士のクーラーの掛け方が、運行にも乗客にも丁度よいことに気付きました。
それは、温度を23度に設定して、自動で行うことです。
こうすることで、必要以上車内が冷えることを防ぎ、乗客からのクレームも無くなりました。
どうしても炎天下では、全開したい気持ちが先走りますが、エアコンも先急ぎ運転はご法度のようです。