入社して3ヶ月の研修を修了して、独車後しばらくした若い人の顔が、自然な感じで良いです。
入社したばかりの時は、何かに憑かれたかのような不自然な感じですが、バス運転士として仕事をしていく中で、憑き物が落ちたように自然な笑顔を最近見せます。
半年ぐらい前に入社した若い人も、前職での余裕の無い暮らしに比べ、非常に過ごしやすいと喜んでいました。
しかし、3年後から中堅扱いとなり10年生まで、会社の仕事もするようになるので、今のうちに仕事に慣れ全体像を把握するように勧めました。
また、運行に関する法律なども正しく理解するため、運行管理者の資格取得もしばらくしたら考えるよう勧めました。
入社から3年は運転に集中できる期間で、この期間に運転の基礎を身に付けるべき時です。
警察官で云えば、この期間は新人が等しく経験する派出所勤務の時期です。
その後は、内勤や副班長、指導運転士補、高速・観光ドライバーなどの各自違ったステップアップの期間に入ります。
気軽にドライバーだけやりたい人は、3年で退職して、バス会社を渡り歩く渡り鳥もいます。
しかし、そういう渡り鳥も歳がくると、地方のバス会社に落ち着くようになります。
バス人生は、バス業界にさえいれば、比較的安泰な人生に思います。