若い人の中には、実力主義の世界で自分を試したいと考える方も少なく無いと思います。
営業職やIT専門職、飲食関係の中には、このような実力主義、結果主義の世界が多いかと思います。
しかし、バス運転士はこれらの実力主義の世界とは反し、年功序列型のイメージが多いかと思います。
バス運転士も含め、鉄道関係の運転士や運行管理者などは、実力主義より雇用の安定が必然的に重視されます。
ある程度運行に関して支障が無いのであれば、なるべく長く同じメンバーで運行してもらえれば、安定した運行が確保され、現場の混乱を極力避けることができます。
そのため、勤務形態も公務員に近い形態が採用されています。
では、バス運転士には実力主義の入り込む余地はないのでしょうか?
貸切バスで特に「ロケバス」運転士などは、客先からの指名などもあり、実力主義の世界が色濃いです。
中には月間100万円ほど稼ぐ運転士も存在する余地があり、平均しても月間40万円から35万円位です。
とにかく実力で稼ぎたいと云う方には、比較的実力主義の仕事の中では、安定が期待できるためお勧めできます。
デメリットは、定時でする仕事ではなく、仕事時間は客先の都合によります。
休みの日の前日に仕事が入るなんて日常的で、客先からの突然食事の誘いなどもあると聞きます。
飲酒などは、相当注意が必要かもしれません。
そのため、自分の予定が組ヅラい面もあり、好みがハッキリ分かれる仕事です。
待遇も中小企業が殆どのため、大手バス会社のような安定した勤務を望む方は、勤務自体を難しく感じると思います。
しかし、大手バス会社のような、厳しい規則などは少なく、良くも悪くもアットホームな職場が多いと聞きます。
さて、「ロケバス」運転士の最大のメリットは、有名人やモデルなどの普通では会えないような方と、一緒に仕事ができることです。
実は、若い人にはそこが魅力で選らんでいる運転士もいます。
中には、女優と結婚したり、モデルと付き合った運転士もいます。
実力主義の世界で自分を試したい方は、一度は検討してみるのも良いかと思います。