私は、このブログで、上から目線で転職に苦しむ人を、おちょくっているのではありません。
バス運転士は、免許がないと出来ない仕事ですが、免許取得もそれほど難しくはりません。
また、バス運転士を3年以上続けることも、過酷なノルマ営業や実力主義の業界などに比べれば難易度は低いです。
要するに、バスの免許や3年以上の経験は、上から目線で人に自慢を出来るほどのものではないと云うことです。
しかし、バスの免許と3年以上の経験は、全国どこでも一定の待遇が保証された、ある意味ニッチでコスパの良い一生もののスキルと感じます。
特に中高年からでも比較的に修得しやすく、どなたでもやる気さえあれば可能な範囲を越えていないと思います。
では、何故多くの人は、このスキルを身に付けようとせず、転職に苦しむのでしょうか?
それは、社会的な見栄えが大きな要因と感じますし、バス運転士になるために越えなければいけない最大の難所と感じます。
バス運転士も含め、ドライバー職は行き処を失った人間の最後の就職先として考えられていると思います。
もちろん、そういった側面も否定はしません。実際に、私もそういう方を何人も見てきています。
しかし、本人がギブアップさえしなければ人生はやり直せるとも私は信じています。
一旦、世間の厳しい目線を受け入れつつ、自分は独自の努力を進めていくことがしやすいのも、ドライバー職の特徴です。
例えば、資格取得を考えたり、趣味を極めるために頑張ったり、起業の準備をしたり、次のキャリアプランに向け行動したりなど、本人次第でどうにでもなると私は考えています。
人間は世間の見栄えなどに関係なく、日々仕事をして生活の糧を稼がなければいけません。
少なくとも、バス運転士として働く以上、贅沢さえしなければ、生活に困ることは通常考えられません。
是非とも、転職に悩む方で、バス運転士に興味のある方は、周りに流されずに冷静に判断していただきたいと思います。