井戸のメンテナンスをしました。
他の人のブログで、「井戸の底から砂が湧いてきて段々浅くなるので底浚いをしている。」みたいな事を目にしますが、ウチはそんな事は全くなく、メンテナンスのたびに測るのですが、深さに変わりはありません。
だから、そういうメンテナンスは必要無いのですが、問題はカナケ水です。
元々直径125mmの塩ビパイプなので、ポンプでそのまんま揚げると、40Lぐらいが限界で、スピード調整しながら騙し騙し使っているのですが、鉄がよく出る期間は、井戸の底の方に酸化した鉄のヘドロが溜まって来て地下水の溜まるスピードが遅くなってきます。
<温室の冷却に使っている容器。 鉄の濃度が多い期間はこのように酸化した鉄が溜まって来ます。>
井戸のパイプ自体にも沢山穴を開けているのですが、多分これも詰まっているように思います。
<揚げた水を2時間位撹拌した様子>
通常、4時間撹拌した後、濾して散水用のタンクに貯めて使います。
さて掃除ですが、
<井戸の蓋部>
右のがガチャポンのパイプで左が電動ポンプに繋がっているパイプです。
蓋の隙間からホースを底まで突っ込み、ガチャポンで一気に底まで水が無くなるように揚水します。
イメージ的には、底から地下水が噴き出してきているはずなので、同時にホースで水を送り、底のヘドロと砂を掻き混ぜながら、揚水したり、一度しっかり貯めたりと繰り返します。
濃いサビが揚がってきます。
そんな事を30分も繰り返していると、段々綺麗な水に成ってきます。
もう何回かやりますか。
これくらい透明になるとええやろか。
そのあと、経路となっているパイプ内も水道水でヘドロの部分を流します。
電動ポンプの掃除出来る場所もやりました。
掃除する前は電動ポンプがタンク内に水を貯めるのに30秒以上かかっていましたが、掃除後は17秒でした。
メンテナンスをすると電気代も助かります。(^_^)
追記
しばらく調子よく水を揚げてたのですが、スイッチを入れてしばらくすると中垂れする現象が出てきたので、ポンプの会社(寺田ポンプ)に電話で聞くと、ポンプではなく、ポンプから井戸までの経路で空気が混入しているから、そこを探し出して処理したら直るかも、と教えて頂き、調べてみたら大正解!
接続部分でシール処理を施し、何事もないように元の状態に(^_^;)
寺田ポンプの担当者の方、ありがとうございました。
と言う事で、何時もは半日で終わるメンテもまるまる一日かかりました。