6月26日
砂と砂利の層に当たり、掘っても掘ってもどうも雪崩のように崩れてくるようで、なかなか進まない。
やっぱりこういう層では井戸枠を入れて掘らないとダメなのか?・・
という事で、早速ホームセンターに塩ビ管を買いに行きました。
売り場で規格の4m物を1人で持ち上げながら、どうにか作業できる重さかな?と選んだのがVU125のサイズ。
これだとどうにか1人でも立てて接続出来るだろう~。
Web上でよくVU75やVP75を使って掘られている方が多いですが、実際掘ってみないとどれくらいの水量が出るか分からないので、自分の出来る範囲で出来るだけ大きなサイズを選んでみました。
さて、今日は雨模様なのでカーポートの下で工作です。
まず、井戸枠の底になる部分から1.5mまで2.5mmの穴を2㎝ピッチでひたすら空けます。
それと、これもWebでよく皆さんが作っている塩ビ管の掘り機を参考に、うちの井戸枠は125mmなので75mmの太さをチョイス。
砂が入る所は75mm、その上の異径ソケットは75から40、40から20です。
したがって、取っ手部分は20mmを使いました。
と、ここまではそのまま参考で作ってみましたが、問題は先端の掘削部分です。
うちの今の砂と砂利(少し大きめの石も結構出る。)では普通のゴム弁だと石の取り込み効率が悪そうなので、ちょっと一工夫してみました。
まず弁を作ります。
これは下部から見たところ。
75の継ぎ手とVU75の間に同じ大きさのアルポリックパネルを切り抜き挟みます。
そこに一回り小さい穴を空け、2mmのゴム板をブリキ板で縫い合わせます。
これは上部、ケース内から見たところです。
少し深くなりますが、継ぎ手を使ったのは、先に爪を付ける為です。
1.6mmの板を切り出します。
板金屋さんみたいに良い道具はありませんが、ひたすらハンマーと力技(笑)で円形に加工していきます。
仮止めして具合を見ながらパイプに沿わしていきます。
底の部分の切り出し
溶接で付けました。
このあと井戸枠4mを挿入、大きめに掘っていたのですんなり底に尽きます。
1.5m余り地上に出ています。
さて、実際に掘ってみましたが、この掘り機良いです。
コツは回しながら押し込んで、砂を爪の中に溜め素早く上げ下げすると結構な量がパイプ内に入ります。
ただ、スピードはなかなか上がりません。
井戸枠パイプの先に常に多くの小石が当たり、少しずつしか入っていかないからです。
本日、地上から3mで終了。
6月27日
今日も朝から井戸掘りです。
仕事?
聞かないで下さい、今暇なんです。
職人ですから、仕事が無い日が休日・・とほほっ
と言う訳で?はりきって掘ります。
昨日、3mに達しましたので規格の4mの塩ビ管が地上から1m余り立ち上がっています。
前日作った掘り機で朝から半日程掘りましたが、どうも大きなサイズの石が出て来だして、井戸枠の中に残っています。
そしてそれが邪魔をして今までのように、砂と小石が上がってこなくなりました。
そこで、粘土層を掘っていたスクリューの掘り機を一回り小さく切断して、サイズの大きな石を上げようと考えました。
井戸枠の内部を傷つけないように、異径ソケットでガイドを作りました。
だけど、これがなかなか難しい・・コツが必要でかなり底の手応えを探りながらの作業になります。
それでも、3回に1回位は大きめの石が乗ってきます。
地道な作業です。
結局、この日は30㎝程しか掘る事が出来ませんでした。
本日、地上から3.27m
6月28日
今日も朝から一日井戸掘りです。
台風後、少し涼しい日が続いていましたが、日に日に暑くなってきました。
今日も昨日と一緒で、塩ビ管とスクリューの掘り機を交互に使いながら掘り進みます。
途中でパイプをカットしてこんな物を作ってみましたが、ただの気休めでした・・(苦笑
やっぱり地道に頑張るしかありません。
だけど、砂の比率が上がってきて、重りを付けたパイプでねじ込むだけではなかなか入っていかないので、途中からハンマーで叩きながらの作業になりました。
おかげでこの日は4.2mまで到達し、4mのパイプがすっかり地面から隠れました。
6月30日
前回ここまで掘りましたが、どうも無理矢理 力技を使ったせいでパイプが微妙に曲がって入っている様子です。
色々悩みましたが、これ以上そのまま掘ると直せなくなると思い、パイプを1m余り引き抜き、穴を広げながら真っ直ぐにすることにしました。
今日はこのやり直しの作業にほぼ一日とられてしまいました。
だけど、夕方には追加で買って来たパイプを連結しこのような状態で今日の作業終了です。
前回と同じく4.2mで掘り始めてから一週間、なかなかよくやってます(^^)