思い込み?と知ったかぶり??の「ひとこと感想」その6。
リーマン・ショックのあの大暴落を予想して、「その逆を張った」人たちが実在した・・・という物語。
株には縁も知識もまったくない私のような者には、「バブル」に類する現象は、いずれ「破綻」するに決まっているとしか見えない。これまでもさまざまな国で、さまざまな形で、皆が経験していることで、それが外国の場合は、そこに至る事情を知らないので、「破綻」の際にショックを受けるだけ・・・という風に。
なのに、どうしてああいうバカげたこと(にしか私には見えないような土地や家の売り買いの仕方)が毎回起きるのか・・・きっとそれで大金を手にする者(銀行や企業?)がいて、そういう人たちはさっさと「破綻する前」に逃げられるんだろうな・・・。結局のところネズミ講というか詐欺というか、人が人を「騙して」利益をあげているということで、「騙してなんかいない。こんなことになるとは思ってなかったんだ」などと本気で言う関係者がいるとは思えない・・・などというのが、私のこれまでの感覚だった。
なので、「こんなにも沢山の人が家を失ってる」のに気づき、「それどころか世界的な金融危機に至るだろう」と考えた人たちが、「そんなことは許されない」というような、ある種の正義感?を見せたことに、私はちょっと驚いた。ソンナコト、金融関係者の場合、とっくに織り込み済みのことなのだろうと、勝手に思い込んでいたからだ。
「逆を張って」大博打を仕掛けた(つまり「自国の不幸(大暴落)は必ず起きる」と読んで、そこに大金を注ぎ込んだ)人たちは、映画の脚本上のこととはいえ、それぞれかなり変わった金融人たちとして描かれていた。
その中の一人は、自分のやろうとしていることが「人としての良心に恥じない」ことなのかと悩み、最後の最後まで決断を遅らせようとする。
私がこの映画で一番驚いたのは、そういう「良心」の描き方だったのかもしれない。だから邦題の「華麗なる」は、この映画の内容には相応しくないと思った。トレーダーたちはその人なりに、苦渋の決断を迫られている
ように見えたからだ。
自分とは全く無縁の「遠い」世界の話だったけれど、キャストのアンサンブルも良く、結末はなんとなく判っていても、最後までドキドキしながら楽しんで観た映画だった。
ひとこと感想を拝読し、見たいという気持ちがむくむくと・・・。DVDで見ようかな。
『リトル・プリンス』でしたっけ?アニメのムーマさんの感想を読んでレンタル候補リストに入れていますが、まだよう見てないですー。
よくあります(困ったもんだ)。
この映画は本当に地味な感じの群像劇で
おまけにちんぷんかんぷんな「株」の話。
でも、私は面白かったので
よろしければどうぞご覧になってください。
「リトル・プリンス」の方は
私は大好きな映画なんですが
若い友人はちょっと首をひねってたから
オススメの自信が・・・(^^;。
今月末までシネコンのフリーパスがあるんですが
まだ1本も観てない始末。
「ポッピンQ」だけでも、終わらないうちに
観にいかないと・・・と思ってます。
(「ローグ・ワン」アキラメそうやわ~(^^;)