眺めのいい部屋

人、映画、本・・・記憶の小箱の中身を文字に直す作業をしています。

2016年に観た映画(劇場での外国映画編)

2017-03-14 10:00:28 | 映画1年分の「ひとこと感想」2006~

『007 スペクター』(監督:サム・メンデス)

今年最初にスクリーンで観た映画。 メモにはタイトルしかない。
タコそのものみたいなオープニングに始まって、なあんとなくチグハグというかとってつけたみたいな感じ((大層な悪役のはずなのにそう見えなかったり)がついて回った記憶があるけれど、キャストも好きだし、アクション(ハラハラせずに「感心」してしまう)も楽しんで観たと思う。それにしても、映画に登場する女性キャラは、最近では強くなる一方。頼りになるっていうのは女性を形容する言葉になってきたみたい。(もう女性客への通常サービス?なのかなあ)

『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』(監督:J・J・エイブラムス) 

観にいくつもりがなかったらしく、チラシも残っていなかった。メモもタイトルのみ。
「スター・ウォーズ」については、私は今でも第一作(エピソード4)の手作り(B級?)感が好き。この映画では、H・フォードよりチューバッカが懐かしかった。エピソード1~3辺りのことを全然と言っていいほど覚えてないのは、このシリーズの世界観とか歴史とか登場キャラに、そこまで愛着が持てないからなのかなあ。(今年に入って『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が、このシリーズで一番好きな作品になった(^^))

『 人生スイッチ』(監督・脚本:ダミアン・ジフロン 製作:ペドロ・アルモドバル 2014 アルゼンチン=スペイン)

メモにはタイトルのみ。アルゼンチンの映画を観たのは初めてかも。
6つの物語のオムニバスだけれど、どれも一筋縄ではいかない「毒」がたっぷり効いていて、確かにユーモラスというばそうなんだけど、「笑うに笑えない」場面が(私には)多すぎる感じ。「面白かった~」とは到底言えそうになかった作品だけれど、それでも第1話の機内での話の鮮やかさ!と、最終話の結婚披露宴でのドタバタの極致?は、1年経った今も覚えている。(もしかしたらアルモドバル作品のように、実話が材料になっているのかもしれない・・・と後から気づいた。ともあれ、監督さんは「お話を作る」ことに長けた人なんだな~と)

『パディントン』(監督・脚本:ポール・キング 原作:マイケル・ボンド「くまのパディントン」 イギリス=フランス)

「パディントン」って、こういう話だったのか・・・と。黒いフカフカ帽子をかぶったバッキンガム宮殿の兵隊さんとのエピソードがいい感じ(^^)。ニコール・キッドマンはバービー人形のような悪役を楽しげに演じていて、観てて楽しかった。でも、なぜ自分がこの映画を観にいったのかは不明~(^^;。

『ブリッジ・オブ・スパイ』(監督:スティーヴン・スピルバーグ 脚本:イーサン・コーエン&ジョエル・コーエン)

有名な『カサブランカ』でも思ったけれど、こういう映画を観ていると、私はなぜか「歌舞伎十八番」って言葉が浮かぶ(^^;。(もちろん褒め言葉)

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/8d9fcc111e11a913b523f86a82b14841

『セッション』(監督・脚本:デミアン・チャゼル 2014)

評判通り「体育会系」の話だった~(^^)。

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/1de75ff04077445f28067256a429d8b6

『オデッセイ』(監督:リドリー・スコット 原作:アンディ・ウィアー「火星の人(The Martian)」)

書くまでもない感想を、やっぱり書いてしまった自分~(^^;

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/1576424766660202e453ea23e6dbcf13

☆『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(監督:アダム・マッケイ 原作:マイケル・ルイス「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」)

ほんのちょっとだけだけれど、株についての説明をチラシで読んでから観にいって正解。でないと、何が起きてるのか、これはどういう立場の人なのか、ついていけないままだったかも。(でも、あのいつも短パンに裸足でヘヴィメタかけてるトレーダーは魅力的~♪ ああいうヒトって、なんかいそう~(^^))

 http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/ce010973bc79ca05ee1b5af8be9d50fd

☆『ルーム』(監督:レニー・エイブラハムソン 原作・脚本:エマ・ドナヒュー「部屋」 カナダ=アイルランド)

「犯人」は特に異常とも凶悪とも思えない、どちらかというと「普通の」男性に描かれていて、そのこと自体を寒々しく思った記憶がある。でも後味は悪くなく、冒頭とラストでの「ルーム」の違いが印象的だった。

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/6dece6bffad646317dd1440b2a452236

『アーロと少年』(監督:ピーター・ソーン ピクサー・アニメーション・スタジオが製作)

恐竜世界でも「アメリカ」風で「西部劇」~というのが、なんだか微笑ましくも可笑しい(^^)。

log.goo.ne.jp/muma_may/e/f4091edba9c0c773d82016dd1f58aa2f

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/47332516.htm

『さよなら、人類』(監督・脚本:ロイ・アンダーソン 2014 スェーデン=ノルウェー=フランス=ドイツ)

4年かけて、1シーン1カットの39シーン分すべてをアナログで作ったと聞いて、その気の長さ(というかなんというか)に感心してしまった(^^;。

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/f96da6499b5880b7828edd8ccf535e9a

『ズートピア』(監督:リッチ・ムーア バイロン・ハワード ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作)

動物たちの「通勤」風景(大型・中型・小型と3種類のドアが列車についている~)とか、ナマケモノ君のオン&オフとか、「細部」が観ててとっても楽しくて、ディズニー・アニメっていいな~って。(ポットやカップが、喋ったり踊りだしたりしてた昔から、ず~っとこの感じが好き!)

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/47486431.html

『レヴェナント:蘇えりし者』(監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ 撮影:エマニュエル・ルベツキ)

「風景が美しくて、環境ビデオ観てるような気分だった」という感想をネットで見て、漸く観にいく気になった映画。(それくらい、こういうタフで生々しい世界・映像は、元々苦手な自分)

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/03e6f924db2495addb370241a01157ef

『追憶の森』(監督:ガス・ヴァン・サント 原題:The Sea of Trees 2015 アメリカ)

日本人ビジネスマン(渡辺謙)の妻や娘の名前、「どんなのが良かったんだろね」と」話題になっていた。(私だったら「春」と「さくら」とか「みどり」とか・・・「冬」だとムズカシイな~なんて(^^;)

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/8d1d3f2c002af086f8211bda89f0757c

『ナイトクローラー』(監督・脚本:ダン・ギルロイ 2014 アメリカ)

主人公の人物造形と、演じるジェイク・ジレンホールの異様な迫力に圧倒されて、他はぜ~んぶ飛んでしまった?印象。(ほんとはこういう社会(マスコミ・視聴者)の在りよう自体が問題にされているのだけれど)

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/47545346.html

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(監督:アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ)

アメコミってほとんど知らないけど、映画が次々作られるお蔭で親近感を持つようになった自分。(映画化されるとコミックとは別の「深さ」が加わるんだろうな・・・なんて想像したり)

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/47577869.html

☆『ファインディング・ドリー』(共同監督・脚本:アンドリュー・スタントン ピクサー・アニメーション・スタジオ製作)

ピクサーのアニメーションは元々大好きだけれど、この「ドリー」についてはそれを超える何かを感じて、かなり個人的な感想(長文)を日記ブログに書いたのを思い出した。
映画については、海中の様子・背景が「ニモ」の頃よりずっと細かく描き込まれるようになっていて、しかもそれが非常にリアルだったのが印象的(いや~海の中って綺麗やわ~~♪)。ただ、終盤のクライマックス場面は、私はちょっとヤリ過ぎかな~と。(アニメ好きの若い友人は「あれぐらいじゃないとダメ!」だって(^^;)

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/48043953.html

『ひな鳥の冒険』(監督:アラン・バリラーロ) 同時上映された短編アニメーション

アカデミー賞(短編アニメーション部門)取ったと聞いて嬉しかった!(^^)  長編の公開時にいつも同時上映されるんだけど、今回は正統派の美しさも感じられてまた格別でした。(ピクサーの短編アニメ、もしかして本編よりいいかも・・・って思うこと、珍しくないのデス)

『パガニーニ  愛と狂気のヴァイオリニスト』(監督・脚本・撮影:バーナード・ローズ 2013 ドイツ)

音楽映画では、(演奏の)ライブ・シーンがいいと、あとはすべてユルしてしまう自分を発見~(^^;。

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/48070995.html

☆『孤独のススメ』(監督・脚本:ディーデリク・エビンゲ 2013 オランダ) 

ヤギが大好きなヒゲ男テオは、個人的には「2016年ベスト・キャラクター」候補~(^^)。

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/48084831.html

『さざなみ』(監督・脚本:アンドリュー・ヘイ 2015 イギリス)

ネット上では「あの夫はあまりに無神経だ」と言う若い人(男性)もいて、ちょっとビックリ。(それくらい、今は男性が女性に気を遣ってる時代なのかなあ・・・と)

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/6946617867f3f33402583a8c8abf9568

『レッド・タートル ある島の物語』 (監督・原作・共同脚本:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット アーティスティック・プロデューサー:高畑勲 音楽:ローラン・ペレズ・デル・マール) 

褒めてる方も多く、その言われるところも解る気はするのに、自分は素直に良かったと言えず、その理由も上手く説明出来ないのが、こういうアニメーションだからこそ?一層もどかしく感じる。時間をおいていつかまた観たいと思うけれど、これこそ「スクリーンで観るべき」映画とも思うので、そんな機会あるかなあ・・・と。

http://blog.livedoor.jp/hayasinonene/archives/48496972.html

☆『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK』(監督:ロン・ハワード)

以前、ボブ・ディランのドキュメンタリー映画を観たときにも感じたことだけれど、当時のマスコミの人たち(インタビューする側)って、どうしてああも目が空ろに泳いでて、相手の顔をちゃんと見てないんだろう・・・と。若き日のディランも、この映画のビートルズの4人も、相手の目を見て、質問の意図を推測した上で、「考えた」ことを自分の言葉で非常に礼儀正しく話しているのに、聞く側は上の空でしか聞いていないのが、映像を見ている側にはモロに判るのだ。(観ていて本気で不愉快になるくらい)

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/bba5d2864e9c61c61adee8d673625f42

『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』(監督:ビル・コンドン 2015 イギリス=アメリカ)

一見地味で、ちょっと奇妙な味わい?なんだけど・・・時間が経つほどに、記憶の中で熟成されてくるものがあった映画。(こういう奇妙さって何なんだろう)

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/162e2878035e100e7d493948ae5cd65a

『ハドソン川の奇跡』(監督:クリント・イーストウッド)

TVのニュース映像しか知らなかったので、その後の顛末に驚いた。(観る人を選ばない、よく出来た映画だと思う。オススメです(^^))

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/13cf46c8ec4c1429f54a37710204c06f

『グランドフィナーレ』(監督:パオロ・ソレンティーノ 2015 イタリア=フランス=スイス=イギリス)

「美しさ」というのは個人的な感覚なんだな・・・と改めて思った。(どういうものを「美しい」と思うかは、当然ながら人によって違う)

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/8a92cab907c312b26f511d679ef74afc

『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(監督:シャロン・マグワイア イギリス)

映画としての出来の良し悪し以前の問題で、ヒロインのブリジット(レニー・ゼルウィガー)の表情にも雰囲気にも、いつもの生き生きした感じが見られないのが気になって、気楽に楽しめなかったのが残念。それにしても、今回の彼女のモテっぷり?は凄かった。(いくらなんでもちょっと・・・(^^;)

『サウルの息子』(監督・脚本:ネメシュ・ラースロー 2015 ハンガリー)

ラストで主人公サウルが見せたかすかな笑みが記憶に残る。(「子ども」は(どこの国の子でも)希望そのものなんだろな・・・と)

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/d9f8948b338aeac88f2d23ecd51dba59

『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(監督:スティーヴン・フリアーズ イギリス)

映画館で初めてポスターを見たときから、ずっと楽しみにしていた1本。(ヒュー・グラント好き~♪)

http://blog.goo.ne.jp/muma_may/e/102c738b28b9582b5821357dd994eae1



 



(29本)

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