オフビートで、シリアス?で、最後はフェリーニみたいだった映画の「ひとこと感想」その6。
『土を喰らう十二ヵ月』と同じ頃に、同じ映画館で上映されていて… 私は(暮らすなら)こっちの方がいいな~と、割と本気で思ったのを思い出す。
白いご飯がこんなに美味しそうなのを久しぶりに見たし、どうぜなら誰かと一緒に食べた方が、もっとおいしいんだろうな~と、ごく自然に思わせられたし。
死んだことに気づかない?幽霊に、ヨダレの出そうな食べ物の話をしながら墓石を売り歩く父子。初めて会ったお隣さんに「風呂貸してくれ(湯、張ったの聞いたぞ)」と押しかける男に、なんだかタフそうなシングルマザーの大家さん。
そんなちょっとヘンテコ?な人たちと、古い安アパート「ハイツ・ムコリッタ」に暮らすうちに、前科のある主人公はだんだんヨロイが外れていく… 観ているこちらも、身体がほぐれていく気がする。
同じ監督の『かもめ食堂』はキチンとした女性が主人公で、観ていて私は全然ラクにはならなかった。けれどこのごった煮のような映画は、ラストの野辺送りに至るまでに、生きるのがちょっとだけ楽になるような気がした。
こういう錯覚(あはは)を起こさせる映画は、今の時代、大切にしないといけないんだと思った(^^)
なんたって吹雪
私にはブリザードに見えるもの
昔を舞台にした映画って観てるだけで肩の力が抜けるよね
ハイツ・ムコリッタ
なんか楽しそう♪
2月は一番寒いときだし
雪は平気でジャンジャン降るし。
私も実は、吹雪そのままブリザードに見える人。
みゆきんさんよりずっと南だけど
雪国育ちだから、それって錯覚じゃないと思う方。
早く春が来るといいのにね。
「ハイツ・ムコリッタ」は住みやすそうだったよ。
みんなお金はないけど、なんか楽しそうだった。
楽しく暮らせたら、人生それでいいじゃん。
問題抱えててもなんとかなってくよって
言われてるような気がした(^^)