まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

結婚記念日

2024-05-28 | 感謝
妻と結婚をして、本日で丸35年を迎えた。
これは本当に幸せなことである。
世の中の結婚された夫婦の3組に1組が離婚すると言われる中
今までの人生のほとんどが負け組だった私には
どう考えてもうまくいかない可能性が高いと思っていた。
そんなこともあって好きな彼女を不幸にさせるくらいなら
結婚などしない方がいいんじゃないか?って考えたりもした。

そんな時に相談した方が私に「たこを知っているか?」と言われた。
「凧あげのたこですか?」
「そうや。凧あげのたこや」
「凧を今より高く飛ばそうと思ったら、一度糸を巻かなあかんのん知っているか?」
「はい、知ってます。一度糸を巻いて、次の風を待って一気に挙げる。」
「そうや。それや。」
「ええっどういう意味ですか?」
「考えてみい」と言われて考えた私は、
糸を巻くということは、今の状態より悪化させることと考えて
しばらく彼女と口をきかないことを決めた。
彼女のカバンに付いていた犬のぬいぐるみを車のシフトレバーに付けて
これが付いているうちは嫌いになっていない証拠とだけ伝えて
一切彼女と話をするのをやめた。

しかしこれほど辛いことはない。
同じ職場に居ながら喧嘩もしていないのに無視し
一言もしゃべらなくなった。
自宅に帰ると、彼女に優しい言葉のひとつも掛けてあげたいし
掛けてもらいたいのに、無視を続けることは本当に辛かった。
終わりが見えないまま3週間が経ったころ、
彼女の友達に呼び出されて「どう考えているんだ?」と説教を食らった。
てっきり彼女が遣いを出してきたと勘違いをした私は
彼女を呼び出して「辛いのはお前だけじゃない」と怒ったが
彼女の友達の単独行動だったことが分かった。
そのお詫びを兼ねつつ決心をしてその場で結婚をお願いした。

人生何が起こるやら若い二人には想像もつかなかったが
「彼女と一緒に居れば、私自身は絶対に幸せになれる」
という自信だけで結婚してもらい、今日まで仲良くやって来れた。
当時は結婚生活が10年持たなければ、結婚祝いを下さった方々に
そっくりお返しをしようと考えていたが
10年を過ぎた時点で名簿も処分した。
ただ仲人をお願いした同級生の友には、結婚記念日に
感謝の品を送り続けている。

最近読んだネットニュースで芸能人のヒロミさんが
「俺なんか、朝起きた瞬間に言う時あるからね。
“ママ、今日も可愛いね”っていうのは言うのよ」
と明かしたと話題になったが、
私は毎日妻には伝えているし、ずっと感謝している。
これからも宜しくお願い致します。

ちなみにシフトレバーの犬(イヌ爺)は、今も見守ってくれています。


大好きなサボちゃんにベロベロするイヌ爺。

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