JA1WSE移動アマチュア無線研究場

無線研究活動を写真と日誌で記録するノート

145M帯FMハンディー機不調修理

2019年07月25日 | アマチュア無線
Belcom LS-20x というサムホイール式QRP 電池端子腐蝕接触不良と見えたが開けてみるとそれだけでなくピンやパターンにも被害が広がり電圧低下検出回路まで動作不調で PTTも反応せずSPからも音が出ないという重大なダメージであることが明らかになった。

この時代は幸いにも液晶ディスプレイはなく、μコンピューターも搭載なく回路は部品で目に見える形状、しかしまず開けるところから手こずり元に戻す自信は失せるほど
 蓋はこじ開けた

 VRは基板に直付け

イヤホンジャック、マイクジャックまで緑青が付いて基板の裏側は導通??
してるようだ、レジストは剝がれしまったがパターンは切れてない、ハンダ面変色溶けない

ジャックの下細いパタン切れ

ジャック3個も腐蝕し内部不接触マイクジャックとphoneジャックは使えない。CHGは外部電源用に取り替え

 蓋開いてるときは動作OK

 治ったかとおもったが、そんな簡単には修理出来なかった。電解コンデンサの不良が残った

電解コンデンサ2個交換 470MFD/220MFD,手持ちの100MFD65Vの物に2個分交換

その他SPの配線腐蝕接触不良、配線換え

プリント基板は両面のため部品交換容易でない
ハンダ付けの作業にたいへん時間がかかった
受信できる様になった(受信時30mA)
送信もできるが(300mA)4.2Vまで降下し 単4x4では消耗が激しい
外部に単3x4のバッテリーパックを用意する

かなりてこずったが 受信用には実用可能
この時代無線機は 苦労して作られたことが伺われる

バックアップ電池不要のPLL回路はメンテナンスフリーでたいへん良い
ワイシャツのポケットに入れると破れるかも・・・